一日丸ごと小児歯科セミナー
DJ OZMAから一夜が明けた。
本当にあれでよかったのか?
あれをやって本当によかったのか?
私は一生懸命本気でやれたのか?
大きな疑問が残る中、例年であれば私と写真を一緒に
取りたいと多くの学生さんが私の元を訪れるのに、
昨日は2名の学生さんとしか記念写真を撮らなかった。
私って、もしかして嫌われている??
昨日はB歯科衛生士専門学校の謝恩会の後、またまた移動して
O政経塾今年度最後の例会の懇親会へと合流した。
さきほどのDJ OZMAの余韻が残っているためか?一杯のビールで
しこたま酔っ払って、大いに盛り上がり、深夜までの宴会は続いた。
日曜の朝、妻の「何時からセミナーは始まるの?」の一言で飛び起きた。
今日は岡山大学歯学部同窓会のキャッチアップセミナーの日だった。
9時半からの受付開始に9時半過ぎに会場に到着した私は
うれしい悲鳴をあげた。
セミナー開始30分前なのに既に会場には80名を越える参加者が集まっていた。
開始時間3分前には全ての参加者150名が会場に集結した。
これだけ多くの参加者が集まったセミナーはここ数年私の記憶には無い。
今回のキャッチアップセミナーは1日丸ごと小児歯科セミナーと銘打って
4名の講師の先生方をお招きしていた。
私は岡山大学歯学部を2期生として卒業して
その後補綴科(ほてつか)と言って、ブリッジや差し歯を作る専門の医局に
入局した。
それなので私の得意分野はセラミック治療であり、インプラント治療である。
しかしそんな当院だが、意外なほどに小児の患者様が多い。
なぜかその理由を考えてみたが
この答えは私の大学時代の教育にあったように思う。
私は大学時代に岡山大学小児歯科教室の多くの先生から
「痛くない小児歯科治療」
「子供を泣かさない小児歯科治療」
「子供の心に貯金をする小児歯科治療」を延々とコンコンと学んだ。
そのために仕方が無いときがあるとはいえ
当院に勤務する歯科医師が、子供を治療中に大泣きさせてしまうと
私は正直とても辛く思う。
「どうしてあなたは泣かせない子供の治療ができないんだ!」
その子供を泣かさない小児歯科治療は恐らく私達の
深層心理まで深く浸透しているはずだ。
そう言った点でも私は岡山大学歯学部の小児歯科教室にとても感謝している。
講演内容も素晴らしかった。
特に私は助教のN先生の話は始めて伺った。
とてもわかりやすくて素晴らしい講演だった。
妊娠中からの予防治療も、キシリトールの正しい知識も
よく理解できた。
今回のセミナーには私の教え子の衛生士学校の学生さんも
私が大学時代に指導にあたった大学の後輩の女性の歯科医師の先生も多く
参加されていた。
「中野先生!」と会場で何度となく声を掛けられる。
その度に何度も私は目線を上に上げた。
今の若い女性は本当に身長が高くなった。
160cm台後半や、170cm台の身長を有する女性も珍しくない。
その背の高い女性がヒールを履くと?
私は何度も何度も自分より背の高い後輩を
見上げながら
シークレットブーツの購入を真剣に考えるのだった。