当院の患者様が高齢化しています

こんにちは、なかの歯科クリニック院長の中野です。
今回は、当院の患者様の高齢化についてお話ししたいと思います。

私が29歳でこの地に歯科医院を開業して32年
私はまだ61歳ですが、ずっと32年来られている
患者様は皆さん32歳お年を重ねられました。

高齢化社会の現状

日本は世界でも有数の高齢化社会を迎えています。
2021年のデータによると、日本の総人口に占める
65歳以上の割合は約29%に達しています。
これは、3人に1人が65歳以上という計算になります。
このような社会背景の中で、当院でも高齢の患者様が増加していることを実感しています。

高齢の患者様の歯科治療の重要性

高齢になると、歯や口腔内の健康は全身の健康に大きな影響を及ぼします。
例えば、歯の喪失や口腔内の感染症は、食事の摂取や栄養状態に直接関係し、
さらに全身の健康に悪影響を及ぼすことがあります。
また、口腔内の健康が保たれていないと、肺炎や心血管疾患の
リスクが高まることも報告されています。
そのため、高齢の患者様にとって、定期的な歯科検診や適切な治療は非常に重要です。

高齢の患者様への対応

当院では、高齢の患者様が安心して治療を受けられるよう、さまざまな取り組みを行っています。
以下にいくつかの具体的な対策をご紹介いたします。

1. バリアフリーの環境整備

高齢の患者様が来院しやすいように、クリニックのバリアフリー化を進めています。
受付の入り口にはどうしても除去出来ない段差がありますが、後はバリアフリー
スリッパから土足OKにしたことは高齢の方からは評判が良いです。

車椅子や歩行器を利用される方でも安心してご来院いただけるよう、
先日も新たなスロープの設置や広い通路の確保を行っています。
また、トイレもバリアフリー対応となっております。

2. 専門スタッフによるサポート

高齢の患者様には、特にきめ細やかなサポートが求められます。
当院では、専門の歯科衛生士やケアマネージャーが
患者様一人ひとりの状態に合わせたサポートを提供しています。
院長もケアマネの資格を有しています。
また、ご家族や介護施設のスタッフとも連携を図り、総合的なケアを実現しています。

3. 予防歯科の推進

高齢の患者様には、予防歯科の重要性を強調しています。
定期的な検診とクリーニングにより、虫歯や歯周病の予防を徹底しています。
早期発見・早期治療が大切であり、これにより大きな治療を避けることが可能になります。
また、フッ素塗布や歯間ブラシの使用など、日常的なケアの指導も行っています。

4. インプラント治療の提案

高齢の患者様にとって、失った歯を補うインプラント治療は重要な選択肢です。
入れ歯に比べてしっかりと固定されるため、食事の際の不安が軽減され、
栄養摂取が改善されます。

当院では、患者様の健康状態を十分に考慮した上で、最適な治療法を提案しています。
80歳以上の方のインプラント治療は要相談です。

5、訪問歯科診療、訪問口腔ケアの実施

自宅や施設で寝たきりになられた方の元にも当院では開業以来32年間
訪問歯科診療、訪問口腔ケアを行っています。

ご希望される方はクリニックにご連絡下さい。

高齢患者様へのメッセージ

当院では、高齢の患者様が健康で快適な生活を送るためのお手伝いをしています。
お口の健康は全身の健康に直結する大切な要素です。
どんな些細なことでも構いませんので、お口の中に気になることがありましたら、
お気軽にご相談ください。

また、ご家族の方々も、ぜひお手伝いいただきながら、一緒に健康を守っていきましょう。

まとめ

高齢化社会において、歯科医療の役割はますます重要になっています。
なかの歯科クリニックでは、高齢の患者様が安心して治療を受けられる環境を整え、
全身の健康を支えるための歯科ケアを提供しています。

今後も皆様の健康をサポートするため、努力を続けてまいりますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。