中国人、韓国人、日本人
シドニー1日目でホテルに不満足!
電話に電話を掛けてやっと1箇所だけ
キャンセルが出たホテルを見つけた。
「シャングリラホテルシドニー!」
以前シンガポールで宿泊したことのあるシャングリラ!
立地はサーキュラーキーのすぐ近く。
部屋もオペラハウスビューのデラックスルーム。
申し分ない。
しかしお値段は???かなり痛い出費だけどこのまま
光が入らない部屋では息が詰まる。
結局2泊した後に移動することに決定した。
シドニー2日目は、いつも仕事やプライベートでお世話になっている
シドニー在住のTさんの自宅でパーティがあるからとTさんから招待を受けていた。
喜んで参加の意思を示して、Tさんの友人の車で自宅に向かった。
シドニーで高いのは物価とホテルの宿泊費だけではない。
シドニーは数年前から右肩上がりの住宅バブルで
住宅の値段がとても高い!
シドニーの中心のシティの物件はコンドミニアムの1部屋が
日本円で8000万円から1億円以上する。
1年半前のシドニーでは将来のことを考えて
シドニーの不動産物件を隈なく見学していた私は、その時ですら
余りの物件の値段の高さに驚きを隠しえなかった。
今では日本の貨幣価値の下落と、物件の価格の向上により、その時よりはるかに物件の価格は向上しており、日本の田舎の歯医者には手も足も出ない価格にまで上がっていた。
アメリカでもハワイでもそうであるが
住宅に関しては日本と海外ではかなり考え方に違いがある。
シドニーでもブリスベーンでも住宅を4年から5年に一度
変える人がとても多いのだ。
日本と違って一度住宅を取得しても、価値が少しでも上がると
すぐに売却して、もっと自分にふさわしい場所に移ることが多い。
そのために自宅の価値を少しでも高めようと
家族全員でペンキ塗りをしたり庭を整備したりするのだ。
シティから車で20分ほどの便利な場所にあった
Tさんのお宅も30年前の物件ではあるが
かなり手入れはきちんとされている、とても広いお家だった。
恐らくかなりの価格!と失礼を省みず値段を想像する私だった。
Tさんの自宅でのパーティには、Tさんの友人が多く参加されていた。
そこに集まった方々は海外から縁があってシドニーへ移住してきた方が
多かった。
そうなのだ!オーストラリアは移民を積極的に受け入れる国!
特にシドニーは全世界からの移民の姿が顕著で
街のいたるところに韓国人街やチャイナタウンやリトルイタりーが存在する。
その中でも最近は中国人と韓国人の移民がとても多いと聞いた。
私が宿泊していたホテルの近くもチャイナタウンに近いだけでなくて
コーリアタウンにも近く多くのアジア人の姿を目にしていた。
と言うよりもそう言った街では白人のい姿よりアジア人の姿の方が圧倒的に多かった。
しかし最近の中国人や韓国人は本当に日本人と見分けがつかなくなっている。
若者のファッションやヘアースタイルはほとんど日本人と同じである。
全く見分けが付かない!
しかし韓国人と中国人のパワーには目を見張るものがあった。
基本的にオーストラリア人は余り積極的に仕事をしない。
年末年始の休暇は3~4週間取るのは当たり前で夕方も5時を過ぎれば
家路に急ぐオージーも多い。
しかし韓国人や中国人はシドニーの街で、本当に朝から夜まで身を粉にして働いていた。
勉強に対する態度も日本人留学生と比較にならないほど彼らは頑張ると聞いた。
生まれ育った中国や韓国の故郷を後にしてオーストラリアに来た彼ら彼女らは
勉強を頑張り仕事のスキルを高めないと、この国ではまともな職業に就けないので生活のためにハングリーで本気で頑張ると聞いた。
私があった中で目がギラギラして頑張っているのが中国人と韓国人で
目に優しさはあるものの、ハングリーさを感じなく頼りなく感じたのが日本人だった。
今でも既に色々な面で中国に追い抜かれている日本であるが
シドニーでのわずか一部の状況だけではあるが、その状況から考えると
今後日本は中国にも韓国にもどんどん追い抜かれていって円の価値は下がり続け世界での、そしてアジアでの経済の地位がどんどん低下するのは紛れも無い事実であろう。
日本人の人間に活気がない!元気を感じない!!
ハングリーさに欠ける!!
そんな思いを感じながら8時間にも渡るホームパーティは終了して
私はシャングリラホテルへと移動するのだった。
チェックインを終えた部屋に行こうと、エレベーターへ向かった。
そんな私の前でエレベーターから降りてきたのが誰?
えっ!ジローラモさん?
あのLEONの??
イタリアのちょい悪オヤジだった!!