ある男性歯科衛生士さんとの再会
学会に参加するために金曜日から
九州に移動する。
九州の食はうまい!
懇親会で馬刺しともつ鍋を堪能する。
土曜日の午前中にシンポジウムを聞いて
昼食後、午後のシンポジウムまでに時間があり
私はコーヒーを飲みたくなり、カウンターだけの
小さなコーヒースタンドに立ち寄った。
数名いらしたお客さんは、私が入店したタイミングで
皆さんお帰りになり、お店には私と目の前の
ハンサムなマスターの2名となった。
私が岡山から来ている歯科医師と聞くと
マスター:「さっきまで岡山出身のアルバイト君がいたんですよ!」
と言われる。
マスター:「彼はこの土地で歯科衛生士として10年以上働いていて
歯科医院が休診の土曜日の午前中だけアルバイトで来てくれています。」
私:「岡山出身の男性の歯科衛生士さんですか?
私も長い間、歯科衛生士学校の非常勤講師をしていましたが
1名だけ男性の学生さんがいました!」
私はある歯科衛生士学校では10年間、もう一つの
歯科衛生士学校では5年間、1年生の医療倫理という
科目を担当していて、毎年4月から7月末までは
木曜日は2校の授業の掛け持ちで、目の回る忙しさであった。
1つの歯科衛生士学校の定員が60名とすると
2つの学校のトータルの15年間で私は900名の学生さんに
教えていたことになる。
しかし、私が教えた学生さんの中で
男性の学生さんはたった一人だった。
私:「もしかして彼はアイデック卒業ですか?」
マスター:「アイデックですか?彼に直ぐに電話して聞いてみます。」
。。。。。。
マスター電話越しに:「アイデックと言っています、今から帰ってくるそうです。」
私:「いや、でも、人違いかもしれませんから!」
。。。。。
20分後、歯科衛生士の彼がお店に戻ってきた。
彼だった!10年いや12年前と変わっていない
思い出した!!
彼:「僕も先生のことを覚えています!!」
歯科衛生士の彼の話を聞くと
アイデックを卒業後、ご縁があって、この地に来て
歯科衛生士業務を頑張っていて、口腔ケアの
訪問歯科診療も凄く頑張っているらしい。
凄く嬉しかった。
衛生士学校に入学したばかりの18歳の春に
私の授業を聞いて、頑張って歯科衛生士のライセンスを
取り、それからも歯科衛生士の仕事が好きですと
10年以上同じ歯科医院で活躍している。
凄く嬉しかった!また行くね!!
あのコーヒースタンド、岡山からかなり遠いけどね!!!