歯医者の愛車
11月に予定している「なかの歯科バス旅行」
の参加者が、お子様3名を含めて30名を越えた。
私の声掛けに、ほとんど全てのスタッフが
参加の意思を示してくれる状況が無茶苦茶うれしい。
当日は私は「バスガイド」兼「スタッフのお子様専属保育士」として
スタッフの喜ぶ顔のために精一杯頑張る!!
先日カーディーラーから電話が入り、明日の木曜日に
私の愛車のゴルフが車検を受けることになった。
私は歯科医院を開業して3年目、今から13年前にそれまでに
乗っていた中古のエスティマの廃車に伴い(歯医者ではない!廃車である)
清水の舞台から飛び降りる心境で、生まれて初めて新車でゴルフを購入した。
外車なんて高級すぎると最初は戸惑った私だったが
このゴルフは面白みには欠けるものの、とても優秀で質実剛健な
車で私のいい加減な愛情にも関わらず、13年間ほとんど故障なしで
私のカーライフを支えてくれた。
私は面白みに欠けるがまじめだけが取り得の自分自身と重ね合わせて
このゴルフがとて好きになった。
最初のころは車検の度にこちらから頼まないでも
新しいアウディやゴルフのカタログを持参したディーラーの営業マンも
さすがにここ数年はどうやらあきらめたみたいで
気持ちよく車検の依頼に応じてくれる。
その私が愛し続けたゴルフも数年前からは当院の往診車として
多くのスタッフの訪問歯科診療に多大なる貢献をしてくれている。
もちろん決して浮気はしない主義の私にはゴルフ以外の愛車はない!
しかしある時に私のゴルフは大きな事故にあってしまった。
往診中に狭い田舎道で路肩に落ちてしまった我がゴルフは
見るも無残な姿で私の前に戻ってきた。
修理代金は30万円オーバー!いっそ廃車にして新車を購入しようか?
それとも大金を投じて修理をしようか?
私は数週間悩み続けた。
そして結果として、お金を投じたゴルフは修理を終えて私の前に帰ってきた。
怪我で入院していた恋人が元気になって自分の前に戻ってきた
本当に私はそんな感情をその時に持った。
歯医者なら高級外車に乗っているはずとよく誤解を受ける。
先日もあるセミナーの後、車まで戻った私に隣にいた参加者は
「中野先生はボルボにお乗りなんですね!」と大きな勘違いをした。
私の愛車は新車のボルボではない!横にあった古いゴルフだ。
でも私はそのゴルフが大好きだ。
しかし、愛情が深いということと、車をキレイに使うと言うことは
私の場合、正比例しない。
私はここ20年間自分で車を洗ったことは一度も無い!
そのために私の紺色のゴルフはいつも埃っぽい顔をしていた。
私は車のトランクはゴミ箱と思っている、
そしてそのゴミ箱を私はほとんど掃除しない!
明日、私の愛車は14歳の誕生日!
ハッピーバースディ、私のゴルフ、どちらが先にくたばるかどうか
わからないが、これからもよろしく!!