チーム ドラゴン
今同時進行のプロジェクトが
幾つもある。
看板のリニューアル、医院のデジタル化
院内のプチリフォーム!!
それに伴う銀行との融資交渉。
昼も夜も打ち合わせの毎日!
夜の10時からの打ち合わせもある。
打ち合わせを終えて、12時過ぎから妻のお薦めのテレビドラマ「医龍2」を録画で見る。
「あんたも、チームドラゴン、うちの歯医者に作ってよ!」と妻にせかされる。
私は基本的にテレビを見ないので「医龍1」も見ていない。
昨日見たテレビから、このチームドラゴンとは?
「坂口憲次さん扮する凄腕の外科医は難症例を見事に神業的な手裁きで
オペをして患者を助ける、しかし一人では決してオペはできないで
麻酔医や看護士や他の外科医などの素晴らしいチームがあるからこそ
彼の外科の腕が生かされる。その坂口憲次を強力にサポートとする医療チームがチームドラゴンだ!」
患者の命を助ける医療は本当に素晴らしい!
それも外科医はオペの腕次第で結果が左右されるので
毎日の鍛錬が必要である。
オペを想定してのイメージトレーニングの場面は私自身とても参考になった。
その外科医をサポートするチームは必ず必要だ。
歯科医師に当て嵌めてみると、どうだろう!
私達もオペを行う!親知らずの抜歯であったり
インプラントのオペであったり、歯周病のフラップオペである。
歯科のオペでも助手のサポートはとても大切である。
かなり緊張した精神状態の元で行われるオペは、サポートする助手の
細かい動作がかなり強く影響して、オペがスムーズに進むか
どうかに強く関わるのだ。
もちろんそのオペを成功させるために、スタッフは休日も返上して
インプラントのアシスタントセミナーに参加もするし
毎日の診療で学び続けている。
しかし院長の私が果たしてどうやって歯科でチームドラゴンを作るのだ!
私が見たところチームドラゴンは6名のチームだった。
当院のスタッフは30名を越える。
その30名をまとめてチームドラゴンをどうやって作るのか?選ぶのか?
どのような紆余曲折を得てチームドラゴンができたのか?医龍2では一言も述べられなかった。
私は深夜ビデオ録画を見ながら悩み続けた。
「坂口憲次!凄くかっこいい!!」横で誰かが呟いた。
そうかわかった!私にチームドラゴンを作れと言う意味は、私に坂口憲次のようにカッコよく振舞えと言うことか??
私ははたと膝を打った!
「絶対、無理!!」
ビデオを見終わると夜中の2時を軽く回っていた。