岡山歯学会
土曜日と日曜日に
岡山大学創立五十周記念館で
第28回岡山歯学会総会、学術大会が
開催された。
岡山大学歯学部同窓会は本学会を後援と言う形を取らせてもらったことと
私自身この学会の副会長をしている立場から目の回るような2日間となった。
今回の学会のテーマは「健康科学としての歯科を考える」と言うことで
大学関係者のみならず歯科医師会、歯科衛生士会、歯科技工士会からも
多くの参加者を得た。
総会に出席するために8時半に会場の記念館に付くと
何やら見慣れた6名ほどの女性のグループがこちらに向かって
歩いてきた。
当院の歯科衛生士の集団だった。
私はこの学会の情報はスタッフに伝えはしたが参加を強要はしなかった。
スタッフにとっては残り少ない8月の日曜日!
海に行ったり山に行ったりしたいスタッフも多いはずだ。
それなのに自分の時間を犠牲にして学会に参加してくれるとは?
半分義務感で参加している私は自主的に参加しているスタッフの姿を見て正直な気持ち、うれしかった。
午前中の特別講演は生田先生の「歯周内科治療について!」
全国的にセミナーを開催させるビッグネームの先生だ。
午後からの市民公開講座「インプラント治療は本当に良いものなのか?」には
メイン講師として波多野先生が講演をされた。
波多野先生もインプラントの分野ではビッグネーム!!
よくこれだけのビッグネームを1日に呼べたものだ。
実は私は午後の一般口演プログラムに応募していた。
学会で発表するのは15年ぶりか?
私の演題は「エルビウムヤグレーザーの臨床例」
発表7分、質疑応答4分の時間は短いといえば短い。
この口演発表の準備と予行演習を私は昨日と一昨日、妻を前に延々とやり続けた。
予行は7分ぴったりで終わる!
さて本番は!
自分の久しぶりの発表が無事終わり私は急いで
メイン会場へ戻った。
今回の学会のプログラムをみて驚いたのだが
これほど大きな学会の「閉会の辞」の名前が
何と私の名前になっていた。
最後の30分の話を聞きながらプログラムの端に
閉会の辞の挨拶の言葉を綴る。
2日間の学会の全てのプログラムが終わって私は
大きなひな壇に上がり、演題の真ん中で
大きな声でゆっくりと閉会の辞を言った。
挨拶の後、最後まで残っていた当院のスタッフの姿を見つけて
「最後までありがとう!」と一言声を掛けに言った。
「院長の挨拶すっごいカッコよかったです!!」
スタッフの一人が私に声をかけてくれた。
お世辞でもいい!そう言ってくれるスタッフと共に
仕事が出来て私は本当に幸せ者である!!