歯の神経の治療「根管治療」
午前11時に岡山駅西口に車で送る。
警察の数が半端でなく
人の数も凄い。
どうも選挙で岸田総理が
岡山に来られていたらしい。
ちらりとだが遠くから
生総理の姿が見れて幸せ!
最近、セカンドオピニオンを希望されて
当院を来院される患者さんが凄く多い。
先日の方は、掛かりつけの歯科医院で
神経を取る治療を受け、被せをした。
治療が終わったはずの、その歯が
噛むと痛くて、全く噛めない。
掛かりつけの歯科医院では
「これ以上治療ができません!」と言われ
当院に来院された。
その方のご希望は、この歯1本だけの治療を希望
他の歯は触らないで定期健診も今の歯科医院に
通われると言われる。
当院では歯の神経の治療「根管治療」は
現在は全て保険の範囲で行っている。
マイクロと言う顕微鏡を使おうが
MTAセメントと言う高額な材料を
使おうが、全て保険の範囲で行っている。
ニッケルチタンファイルと言う高額な
器具を使っても全て保険の範囲で行っている。
実は日本の歯の神経の治療「根管治療」の
保険点数は恐ろしく低い。
そのために、多くの歯科医院では
保険の歯の神経の治療「根管治療」と
自費の歯の神経の治療「根管治療」を明確に分けて、
自費の場合、10万円から30万円程度の
費用をチャージしている。
自費の根管治療の場合、マイクロと言う顕微鏡を
使い、ラバーダムと言うビニールカバーを使い
ニッケルチタンファイルと言う最新の器具を
使用して、治療時間を1時間程度かけて
治療をしている。
保険の場合、時間と材料費を考えると
完全な赤字となり、そのために
日本の歯の神経の根管治療は
「歯科医師の良心」とも言われる。
私は良心を失いたくない。
時々、電話で「マイクロとラバーダムを使う根管治療を
保険の範囲でしてくれ!」と言われる方がいるが
基本全てお断りしている。
当院のマイクロは2台しかなく、保険で全てを
行うことは到底無理なことである。
「では保険でマイクロで根管治療をしている歯科医院を
紹介してくれ!」と言われるのだが、
「申し訳ありませんが、ご自身でお探し下さい!」
とお断りしている。
私の後輩の歯科医師も保険の範囲で
マイクロとラバーダムを使った根管治療をされている。
その先生は根管治療が本当に好きで
一日中マイクロを覗いての治療も全く苦では無いと
言われる。
しかし、そんな真面目な歯科医院に
要求だけが強い患者さんが多く集まったら?
私は良心を失いたくない!!