チャレンジを振りかえって!
昨日と打って変わって静かな朝!
ゴールデンウイーク最終日の岡山は
どうやら雨模様。
昨日の朝に救急車を呼べ!など大騒ぎしたことが
嘘のように今朝は静かな朝を迎えた。
手すりに頼らないでも歩くことも何とかできるようになり鏡を覗いて驚く!
「顔がおでこは白く、その下は真っ黒!!」ツートーンカラーになっている。やはりあの時のタオルがまずかったのね。
ゴールしてから2日経過して今回の「24時間100キロ歩行」と言う岡山政経塾の
公式行事を私なりに振り返ってみる。
朝10時に後楽園をスタートした我々チャレンジャーは
あれほどまでに過酷な24時間になろうとはその時、誰が予想していたであろうか?
私の場合、沖田神社までの10キロで既に足の筋肉は張りを生じて、
チェックポイントを過ぎて距離が増せば増すほど、下半身のあらゆる所に問題が生じてきた。
そんな状況の中で、サポート隊の方々の暖かいサポートに本当に大きな感謝の気持ちを感じた。
一人で歩く深夜の道で100キロ歩行のゼッケンを付けた車から声を掛けられることが、どれほど私にとって大きな励みになったことか計り知れない。
夜中に一人で歩きながら、なぜか頭に次から次へと浮かんでくる過去の辛かった出来事、悲しかった経験、そう言った経験を通じて今の私があると妙に納得した。
本当に24時間の中で貴重な経験と、多くの気づきを与えて頂いた今回の関係者の方々には感謝の言葉しかない。
数名の方から「なぜ、あなたが1位でゴールできたのか?」と言う質問を受けた。
これは恐らく若い人ならともかく44歳のおじさんのあなたがなぜ朝の5時10分にゴールを切れたのか?と言う素朴な疑問だろう。
私なりに24時間100キロ歩行の対策のコツをまとめたので何かにチャレンジする際の参考にして頂きたい。
1、まずは準備を怠らないこと
岡山政経塾の5期生の先輩から様々なアドバイスを頂いた。
先輩のアドバイスに従って「体、心、物」の準備を怠らないこと、やはりこれが一番大切だと感じた。
当初は根性だけで乗り切ってやると考えていたが、根性だけでどうにかなる甘いチャレンジではなかった。
2、痛みのコントロールと体力の温存
私はあえて昼間の気温が高い時間帯は体力の消耗を抑えるために
時速などはスロースタートに設定した。
日が翳ってから速度を少しだけ上げて、後はなるべく同じフォームで同じペースで体になるべく負担がかからないことを心掛けた。
また私が今回大変ラッキーだったのは足の裏や膝、足首にひどい痛みを感じ出したのが80キロを過ぎて比較的後半だったことだろう。
痛みに関する対策は、足裏のテーピングなど多くのテクニックがあるようだが、
今回はその対策がとてもうまくいった。
痛みがひどいと、心が折れる。
3、目標設定
必ず24時間で100キロを完走する目標を設定することはとても大切だと思う。
そのためには達成できない時の自分に対する罰ゲ-ムや、達成できたときの自分に対するご褒美も有効に働くと思う。
今回の罰ゲームは丸坊主!達成のご褒美は今週生まれて初めて行くディナーショー!!今からワクワク楽しみである。
しかし私の今回のチャレンジの目標は、途中から1位でゴールのテープを切ることに変わっていた。
目標を明確にしないと、やはり人の心は弱いので折れてしまう。
後の2つのコツはとても怪しくなるのであくまで参考にのみして頂きたい。
4、「ありがとう」の言葉と感謝の気持ち
私はほとんどの区間、一人で歩く結果となってしまったので、
歩きながら痛みが出ていないふくらはぎや、太ももに手を触れては
「足の筋肉くん、痛みがなくてありがとう、ありがとう、感謝、感謝。」と呪文のように足に向かって唱えていた。
この言葉掛けに私の筋肉は応えてくれて、痛みを出さないでくれたと私は
信じているのだが、これは人に聞かれるととても怪しい。
5、やはりあの歯医者はMだった!
私は自分ではそうは思っていないのだが、友人が言うにはかなりのM体質。
過酷な状況、辛い状況に追い込まれれば、追い込まれるほど燃える体質らしい。
今回の辛い状況も大変楽しむことが出来た。
恐らく同時に1位でゴールした大原さんもMだと密かに私は見ている。
最後に今回サポートして頂いた方々、いっしょにチャレンジしたメンバーの方々に心からの「ありがとうございます」の言葉を添えたいと思う。
夕方になり何とか外出まで出来るように回復した。
いきなり私が向かったのが「足裏マッサージ」
「ヒーーーッ!!そんな方向に
足を捻らないでーーー!!!」
やはり、あの歯医者はドM(エム)
らしい!!!