昨夜は深夜１１時過ぎまで
私と共に仕事をしてくれたＡさん！

本当に感謝します。

全てが１００％うまく進んだわけでは無いけど
Ａさんの相手の望んでいることを真剣に手助けしたいと言う
強い思いがこちらにまで伝わってきて本当にうれしかった。

私も患者様の本当に望んでいる未来を実現させることが
できる熱い歯科医師になりたい。

昨日は深夜まで仕事が続き、１００キロ歩行の合同練習に
参加できなかった。

「朝６時に起きて、東岡山辺りまで歩いたら？」
妻の一言が私の気持ちに火を点けた。

よし朝の５時５５分に起きて１５キロ歩行に挑戦しよう。

５時５５分に目覚めて、急いでジャ－ジに着替えて１５キロのルートを考える。

自宅から万成を経由して津島モールへと進み、そこから岡山駅を経由して裁判所、ベネッセコーポレ－ション、法界院の駅、岡山大学津島キャンパス、岡山商科大学から自宅に帰るル－ト！！この軽いチャレンジが成功しないと２４時間で１００キロは不可能だろう。

私は歯科医師の職業人の看板を背負って、岡山大学歯学部卒業生の看板を背負って歩くので失敗は決して許されない。

さすがに６時過ぎの町内は誰も歩いていない。

簡単なストレッチの後、チャレンジは始まった。

背中のリュックには、携帯電話と、万が一タクシーかバスで帰ることが出来るようにお財布と、携帯のＣＤプレイヤーとＣＤを数枚用意した。

とりあえずいきなりの坂道を上りながら、５キロを１時間で進むペースを心掛ける。

運動公園の回りはさすがに朝からランニングやウォーキングをする人が数名いる。

岡山駅通り越して岡山大学津島キャンパスへと向かう。

この辺りで右足の親指に少し痛みを感じ出したのでぺ－スダウン！

落ちたモチベーションを上げようと、リュックから１枚のＣＤを取り出した。
それは「トムクルーズ」の出世作となったトップガンのサウンドトラック版！

その１曲目はケニーロギンズの「デインジャーゾーン」

モチベーションが上がると思っていたら私の体は予期せぬ反応を示した。

デインジャーーゾンを聞きながら、右足の痛みを堪えながら歩き続けていると
なぜか今までの人生で辛かったこと、苦しかったことが走馬灯のように
私の脳裏に蘇ってくるのだ。

子供が大病をしたときのこと！
大学病院の長い廊下で妻と共に子供の歩行訓練をしたときのこと！
山一證券が倒産したときのこと！

今まで乗り越えてきたこと、そして未だに乗り越えられないこと。

そんな辛い苦しい経験の影にはいつも私を支えてくれる存在があった。

「うーーーーーん！！ありがとーーーーう！！！」
「ぜったーい！！負けなーーーーい！！！」

歩きながら涙がボロボロと零れ落ちる。

でも一度涙が溢れると、もう誰もこの涙を止めることは出来なかった。

小学校に向かう小学生の一団と反対の方向に向かいながら
「他人が見たら絶対危ないおじさんだよな！」と冷静に感じながらも
なぜか私の涙は止まらないのであった。

交通安全のおじさんの「何だこいつ？？」の視線が痛い。

家に帰ると私の両目は赤く腫れあがっていた。

右足を見ると私の親指は爪のところが大きく腫れあがっていた！！

オーマイーガーッ！！たった１５キロでこの有様では
１００ッキロは、１００キロは？？？

不安！