正直歯医者さん、正直不動さん
当院の患者様用第2駐車場が
いよいよ完成まじか!
今からアスファルトの塗装か?
今日も駐車場がないから車が止められない!
とのクレームが多数寄せられる。
申し訳ありませんが、もぅ少し
お待ちください。
当院の患者様用駐車場は
今の2倍以上になります。
けど、本当にそんなにいるの?
明日のスタッフミーティングで私が
スタッフに話す内容をまとめている。
明日の話は「歯科医院大倒産時代の話」
今からの日本の歯科医院は大倒産時代
を迎えると言われている。
あるシンクタンクの発表によると
今後5年から10年で20%以上の歯科医院が倒産する時代
に突入すると言われている。
理由は、コロナで日本の財政は今まで以上に
厳しさが増し、歯科の保険点数はどんどんと
切り上げられる。
金銀パラジウム合金という日本で使用されている
歯科の金属の価格高騰がドンドンと続き、
今でもそうであるが、治療をすればするほど
赤字が増すようになる。
虫歯や歯周病の減少が今より進み
歯科治療を受ける人が急減する。
今の幼稚園や中学高校の学生さんの
お口の中を見れば、日本の歯科の将来が
占えると思う。
患者さんにとっては、虫歯や歯周病が無くなるのは
喜ばしいことだが、今の日本の保険の制度は
疾患がないと保険は給付されないために、
今後の日本の歯科医師は大変になると予想されている。
ここではドイツの歯科の事例が参考になる。
参照:ドイツに見る歯科医療経営の未来(OC出版)
この本によると、ドイツでは10年で1/3の歯科医院が
倒産、生き残った歯科医院は、技術が良い歯科医院でも
患者を集めるマーケティングのうまい歯科医院でもなくて
定期的に患者さんを管理する定期管理型歯科医院だった。
結論は、これからの日本も定期管理型歯科医院だけが生き残る。
と締めくくられていたのだが
日本で定期管理型歯科医院は果たしてどうであろうか?
日本政府が、今後ずっと予防歯科に大きな点数を
与え続けるとは考えにくいし、過去の訪問歯科診療のように
高い点数を一時つけて、2階に私たちを登らせて
急に梯子を外すように、点数を半分以下に下げることは
間違いなく今後行われると私は信じている。
予防歯科を歯科に力を入れるためには
治療椅子の台数も必要だし、歯科衛生士さんの
雇用も本当に必要だ。
私は65歳を過ぎたらどうしようと漠然と考える。
歯科医師として一生現役を貫きたいが
日本の歯科の将来が余りにもブラックで
暗くなるようなら、思い切って転職しようかとも
思っている。