根管治療の講演会に参加
かなり大変そうだ。
コロナで部活は出来ない!試合も
大会もない。部員も少なく
新入部員も入ってこない。
ここはOB会長の出番か?
ただOB会の力を合わせても
この現状を変える力があるのか?
正直かなり不安に感じる。
昨日は久しぶりにリアルに大きな
会場で講演会に参加した。
コロナ対策は徹底されていて
300名以上入る会場に会場参加者は
30名から40名
WEBでの参加者の先生は200名と聞いた。
今回は歯の神経の管、歯の根管治療の
それも再治療に特化した話。
私たちのクリニックでも
根管治療ほとんどは、新しく神経を取る
抜髄治療ではなく、過去の根管治療の
やり直しだ。
講師の先生はこの分野では超有名な
先生で、神奈川県で自費の根管治療に
特化したクリニックを運営されている。
その先生の症例には私も本当に驚いた。
大きな根尖病巣が数か月ですっかりと
治っているのだ。
必ずCTを撮影して、しっかりと審査診断をして
必ずラバーダムというゴムのカバーをかけて
マイクロ下でニッケルチタンファイルを使用して
充填はガータパーチャと言うゴムではなくて
MTAセメントで充填する。
そして、歯を治す。
プロフェッショナルの仕事を見せて貰った。
当院でも同じような根管治療をしているのだが
一番大きな違いは、その先生は全くの自費治療なので
1本につき治療費は10万円から30万円ほどチャージしていること。
当院では混合診療の面からも
今は根管治療は全て保険の範囲で行っている。
そして、日本の歯の根管治療の保険の点数は
とんでもなく低く、最新の器具を使ったり
最新の高額な機械を使用しようと思うと
大幅な赤字を献上してしまう。
時々、こんなメール相談が来る。
「ラバーダムを必ず使って、マイクロも必ず使用して
根管治療をして貰えませんか?それも全て保険の範囲で!」
と言う相談だ。
その相談には私は「申し訳ありませんが
当院にはマイクロは2台しかなく、全ての
ご要望にお応えるのは困難です。」と
お断りのメールの返信をする。
歯科医師なら誰でもそんな診療がしたいはずだ。
しかし現実は困難だ。
歯の根管治療には、ラバーダムを必ず使用して、
マイクロと言う顕微鏡を必ず使って、
最新のニッケルチタンファイルを使って
全ての根管充填をMTAセメント単独で行う
それも毎回のように1時間以上のしっかりとした
診療時間を確保して!
それを全て保険診療内で行うと
当院はきっと倒産する。