歯科医院のスタッフの意見に耳を?
今日から1年ぶりに英会話の
レッスンをリスタート!
講師はオーストラリア出身の
S先生。
なかの歯科のスタッフには
英語か中国語を学べ!
あなたがダメでも
子供たちに覚えさせろ!
と言っている私がお手本にならないと。
しかし60分の英会話レッスンで
私の脳はトロトロに溶けた!!
当院には多くの歯科医師が勤務している。
今の勤務医の先生方は大変真面目で
私の言うことは勿論、スタッフの話にも
耳を傾ける先生ばかりで大変助かっているのだが
過去に勤務していた先生が全員が
そうでは無かった。
なかの歯科クリニックは、昔から
鍋蓋(なべぶた)組織だと私は言っている。
これは、歯科医院での職種が違えば、
労働条件も、給与も勿論かなり違うのだが、
上下関係は、院長が少しだけ上にいる以外は
歯科医師も歯科衛生士も歯科助手受付も
立場的に上下関係はないと言うこと。
こんな歯科医院は、実は珍しい。
一番偉いのが、院長先生、2番目が勤務する
歯科医師の先生、3番目が歯科衛生士、
歯科技工士の人、4番目から下に、資格を持たない
歯科助手、受付スタッフ等が並ぶ歯科医院が多い。
だから医院によっては歯科衛生士さんは
掃除すらしない、させない歯科医院もある。
私はお互いが助け合って、スタッフにとっても
患者さんにとっても、居心地が良く働きやすい
歯科医院を作りたいと思ってナベブタ組織を作った。
だから例え経験の無い新人スタッフの意見も
大いに尊重する。
スタッフが「院長、患者さんに冷たいです!」
と言われれば、それが真実であるし
「〇〇先生は、患者さんに対して優しくありません!」
と言われれば、それが真実なのである。
過去にはスタッフからのそんな指摘に対して、
どうしても納得してくれない勤務医の先生もいた。
「歯科衛生士ごときに、
そんなこと言われたくない!」
歯科衛生士ごときと言った時点で
歯科衛生士のことを自分より下に
見ていることは明白である。
職業に上下は無い。
実は国立大学の歯学部出身にそんな先生は多い。
当院も開業して30年も立てば、当院を旅立ち、
自分の歯科医院を開業した先生も多い。
そんな先生方を比較して、繁盛している
歯科医院の院長先生は勤務医時代から
スタッフの声にしっかりと耳を傾けていた。
開業しても、うまくゆかず鳴かず飛ばずの先生は
スタッフの声に耳を傾けていなかったことが
多かったと思う。