歯科医師の私には睡眠障害がある。

昔は、初めてのホテルでは中々寝付くことが
できないで朝まで悶々とすることが多かった。

最近では１年に数回に減少はしているのだが
全く眠れないことが起きることがある。

昨晩がそうであった。

深夜の1時になっても2時になっても
頭が冴えて冴えて、全く眠りに付くことが出来ない。

そんな時でも今の私は全く動じない。
今夜、睡眠が取れないときは明日取ればよい！

しかし、どのような脳のメカニズムかは不明で
どのようなセレンディピティが起こっているのかも
不明ではあるが、深夜にアイデアが降りてきて
仕方が無い！

深夜の2時過ぎと3時過ぎに2度ほど起きだして
忘れないようにメモを取る私。

翌朝にはメモの項目は24にまで膨らんでいた。

このメモの価値はお金に換算すると？

ワクワクが止まらない！！

私が早朝から睡眠不足を顧みずに起きだして
午後の1時30分には自宅に戻った
ことには大きな理由がある。

長年お世話になっていた「野菜食堂こやま」
の小山つきえさんのお店が今日を最後に
お店を畳まれるからだ。

私は本当に時々ではあるのだが
体調が悪い時や、調子が悪い時に限って
「野菜食堂こやま」さんに伺い、体と心が
喜ぶ食事を食べて過ごしていた。

そんな度に小山つきえさんはこの私に
「先生、お酒飲み過ぎているよ！」とか
「疲れが溜まっているので、ゆっくりと休んで！」
と私の顔を見る途端にそんなアドバイスを頂いていた。

そんな野菜食堂こやまさんの最後の日に
私はご挨拶をするためだけにお店に伺った。

お店の閉店を惜しむ多くの方がお店に
訪れていて、お店の前には行列が出来ていた。

「小山つきえさん、本当に長い間、
走りっぱなしの人生お疲れさまでした。

しばらくは、ゆっくりとお休み下さい。

本当に長い間ありがとうございました。