O(オー)リングテスト
土曜日の大阪に行く荷物は
パソコン1台と本3冊とCD5枚!
しかし充電していたCDプレーヤー持参するのを忘れ、
パソコンは使わずじまいで重りと化し、
本はなぜか帰りには8冊となっていた。
お土産以外の両手一杯の荷物を抱えて帰宅した私を
家族が一体何と思ったのだろうか?
土曜日の日本テレビの「世界一受けたい授業」はさすがに
キー局だけあって月曜日の今日でも患者様の反響は凄かった。
噛み合わせがずれると肩こりや頭痛を起こすことがある⇒もちろんそうである。人の体は繋がっている、個々の臓器がお互いに影響し合うのは当然である。
歯周病菌が心臓病を引き起こすことがある⇒ノースカロライナ大学の発表で有名になったのだが今や歯周病菌が全身の健康に関与していることは歯科の世界では常識である。
正しい歯の磨き方は横に振るわせる磨き方⇒これも今や常識であろう、ローリングの縦磨きは私が子供のころ流行りはしたが今の若い人は誰も知らないだろう。
「あるある」の件があったので私も歯科の話をなると内容をとても気にはしていたのだが概ね正しい知識を国民に啓蒙したと思う。
ある患者さんからあの番組で1つの質問があった。
「先生、あの指を曲げる奴!あれ本当ですか?」
あの指を曲げる奴を、医療従事者はO(オー)リングテストと呼ぶ。
東洋医学では一般的によく使われるテクニックで簡単であるがゆえに
奥も深く、難しいテストである。
オーリングテストとは、まず自分の右手の親指と人差し指でOKのマークを作る。
そのマークを他の人がどの位、力を入れれば開くのかをテストする。
自分の体に良いものは力をかけても開かないで
自分の体に合わないものは簡単に開くと言われている。
そのためにこれを悪用して自費や高い治療を薦めるのに悪用する医療従事者も世の中にはいる。
それはあたかもバカ高い布団を売るがために、最初からダニ付きの顕微鏡を見せて今使っている布団にいかにも沢山のダニがいるように見せる悪徳商法に通じると私は思う。
簡単ではあるが本当に正確な結果を出すのは難しいテストなのだ。
しかし番組を汲まなく見て、何度も何度も巻き戻しをして繰り返し、繰り返し見ても私が日本テレビに送った写真や資料はわずか1つも出てこなかった。
そのことがとても悲しかった私は自分の右手でオーリングテストをした。
果たして日本テレビと私は合っているのか?
私の右手の悲しいOKマークは懐かしいあのマークを彷彿させた!!