クリスマスな歯医者
年末で朝から昼から大忙し!
昼飯を食べる時間すらない。
今日のお昼は「卵ご飯」
これなら作るの30秒、食べるの30秒!
食育を学ぶべきは、まずはこの私かもしれない。
今日からなかの歯科のクリスマスイベント第2弾が始まった。
第1弾は先日、ふれあいセンターで開催したミガキッズクラブ対象のイベント!
今日からのイベントはクリスマスらしい院内の飾りつけと
医院に来院された方へのプチクリスマスプレゼント!!
これを私が指示しないでもスタッフが自ら準備をするのだから当院は本当に成長しとものだと感慨深く思う。
しかしそれだけでは寂しいので、私が急遽提案して診療室のスタッフが診療中に
サンタの赤い帽子を被ることになった。
歯科医師はサンタクロースの衣装で治療をすることも考えたが
「ふざけすぎ」とのクレームを怖がって実現できなかった。
スタッフは皆赤い帽子を被るのだが、院長の私は金の帽子、副院長の
清田先生は銀の帽子を被ることになった。
どちらが金でどちらが銀かというと、院長と副院長がお互いに譲り合うのでは無くて「やっぱり銀より!金でしょう!!」と院長権限で私が金の帽子を奪い取った。
この帽子が結構キツイ!
他のスタッフは軽がると被っている帽子が、なぜか私にはキツイ!!
頭が締め付けられる。孫悟空の頭のあれみたいだ。
なぜ私だけキツイのかは何となく想像が付いた。
今日は特別に診療をする木曜日だったが意外に新患の患者様、それも
お子様の患者様が多かった。
「○○ちゃん!こんにちはーー!!」テンション高く挨拶した私の顔を振り返って
多くの子供が凍りついた。
「何!あんた誰?ここは歯医者じゃないの??」無言の訴えが私の心にまで響く。
しかしそこで怯むようでは普通の歯医者!非常識な歯医者は非常識に頑張るしかない。
診療後、歯科衛生士学校の会議に出席するために、私一人仕事をあがって
スーツに着替える。
頭の金の帽子を取ると、そこには帽子の形をした押しつぶされた私の毛髪があった。
「玉ねぎ??」
金の玉ねぎ?略して???
今から髪を洗って整髪をする時間は無い!!
果たして「玉ねぎ頭の私」はその後会議にどうしたのか??
その話は怖くて誰にも話せない。