ある後輩への手紙
2006年は先生にとって、どのような1年だったでしょうか?
満足された1年間を過ごされましたか?
また2007年はどのような1年間にしたいと思われているのでしょうか?
私自身は大変忙しくバタバタした1年でした。
今年は、全国の歯学部歯科大学で周年事業が目白押し。
専務理事も副会長も仕事を休んで全国を飛び回りました。
私自身、先日は日本歯科大学100周年の記念式典に参加してきました。
その式典も大変素晴らしい式典でした。
本当に多くの同窓会会員が全国から集まっていました。
これは本当に素晴らしいと感じました。
100年の歴史の重みをひしひしと感じながら、
私達岡山大学歯学部も100周年を果たして無事迎えることができるのか?
岡山大学歯学部が25周年を迎えるときには、果たして何人の同窓会員が
岡山の地に集まるのか?
少し不安で複雑な気持ちになりました。
2006年の歯科界を振り返ってみても、保険点数の変更、患者さんにお渡しする書類が増えたことで、窓口の業務がかなり増えて先生も大変だったと思います。
しかし時代はどんど変化しています。
その変化に取り残されないようにしないといけません。
先生は、日経BP社の「ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則」と言う本を読んだことがありますか?
この本は日本の有名な企業の代表が薦める本によく選ばれますので
もし読んでいなければ先生にもぜひお薦めします。
この本に書かれていること、それは「理念経営」です。
100年以上続いている企業は全て「理念経営」であること。
利益だけを追求するのではなくて、社会に何を貢献するのか?
その理念を明確にした経営、それが「理念経営」です。
これからの歯科医院にも、この「医院理念」が必ず必要です。
先生の歯科医院には「経営理念」はありますか?
最後になりましたが、私の友人でもあるビジネスプロデューサーの
道幸武久さんが「寿命10年時代」の歯科医院経営戦略ブランドセミナーを開催します。
主催は、あのモリタです。
変化に取り残されると10年で歯科医院が寿命を迎えるのかと、
これまた複雑な心境でセミナーの案内を眺めました。
厳しい状況の中でも常に前向きな姿勢で元気が溢れる歯科医院を私は運営したいと考えてます。
これからも、よろしくお願いします。