Dr.中野の活動記録
2005-1-20
集団感染
今日20日は「大寒」!瀬戸内地方も冷え込みの激しい一日となった。
こんな日に往診に出掛かるのはとても辛いものだ。
特に私は一年中半そでのケーシーの白衣で通しているために
往診で外に出かけるときもカーディガンなど決して羽織ったりしない。
やせ我慢ではなく、気力で体温調整を図るのだ。
先週はある施設では嘔吐下痢が流行り、例え歯科医師の往診であっても
外部からの接触はダメとのことで、一部の往診は中止となった。
先日福山の施設でノロウイルスが原因と見られる集団感染が大きな記事と
なってから、施設の方の感染に対する神経質なまでの心配は半端ではない。
もちろん入居されている方の体の健康を思って、感染に対する予防に気をつけることは
とても大切な事である。
実は昨日のミーティングでも話題になったのだが、当院のスタッフには
インフルエンザワクチンを受けたスタッフと、受けていないスタッフがいた。
医療機関に勤めるものの努めとして、インフルエンザワクチンは必ず受けるべきであろう。
スタッフを通して他の患者様に移すわけにはいかない。
当院では今年全てのスタッフにインフルエンザワクチンの接種補助金として
一律2000円を支給する事が決定した。
話をよく聞くと肝炎のワクチンも接種していないスタッフもいた。
当院の福利厚生を充実される前に、院長としてこの私がスタッフの健康管理を
守るために、まず行わないといけない事が沢山あるようだ。
その事実に気が付かせてくれたスタッフミーティングは
もはや当院にとっては無くてはならない物になっているのだ。