深夜11時を過ぎたここは新宿

私は目を皿のように路上に落ちてるかもしれない黒いカバンを探す


あった!

あそこに落ちている

 

 

近づいて鞄を手に取ろうとすると
おそらくそのカバンの真の持ち主だろうという
若い男性の方に変な目で見られる。


まずい


どうやら似てはいるが
私のカバンでは無い、


このままではカバン落とした被害者ではなく
窃盗犯になってしまう。

普通の黒いカバンを品川駅で先日購入したことを後悔した。

妻が言うように、真っ黒でなくて、紺色や別の目立つ色にするべきだった。

黒い鞄を地面に置いて談笑するサラリーマンが多く
私は目を皿のようにして、地面に這いつくばるように
しながら今来たビルへと戻った。

 

寿司の名店、匠誠さんが入っているビルは新宿駅から徒歩1分と凄い便利な場所にあった。

 

するとそこで奇跡が起こった。

 

私が降りたエレベーターの横に
おそらく誰かがきちんと立てかけたであろう
私の黒いカバンがそこにあったのだ。

 

中の財布を見るとクレジットカード
保険証、お金も全て抜かれた気配はなく
ここは日本で本当によかったと心から安堵した。

 

私の電話に驚き、心配したすし匠誠の女将さんが
寿司屋さんから一階まで降りてきてくれたので
私は事情を話した。

そして、最終まであと5分あるから大丈夫ですと私は再度新宿駅へと向かった

よかったこんな奇跡が起こるなんて、
本当に私は持っていると思う。


急いで新宿駅に再度行ったたのだが新宿湘南ラインの
最終の電車は20分遅れていて私は駅で20分待つことになった。

 

大磯駅に60分ぐらいで到着してタクシーに乗り
大磯プリンスホテルに深夜1時前にチェックイン。

 

やっと着いた。

 

安堵した私がカバンをチェックして
スーツケースをチェックして
スーツケースを開いて驚愕した。

パンツがない!

着替えの下着のパンツが1枚も入っていない!

靴下、シャツ、ジョギング用の靴もウェアも
入ってるのにパンツが1枚もない。

私が下着を入れ忘れたのか?

深夜の大磯でじっと手を見る。