岡山県のコンテストでプレゼン
ある時にたまたま地元の山陽新聞の紙面で
岡山イノベーションスクールと岡山イノベーションコンテストの
記事を見つけ.私はすぐに応募した。
まず岡山イノベーションスクールは起業に関して学ぶスクール。
これも面接があって倍率が10倍ぐらいとは聞いたのだが
岡山からイノベーションを起こしたいという高校生から
年齢の上限はないが、何か成し遂げたいというものが集まり、
スクール講師には早稲田ビジネススクールの教授の先生とか、
有名な岡山の大企業の社長さん例えばストライプの石川社長が
来られて無料で話が聞けると言うことだった。
それも平日の夜6時半からなので1時間ほど診療をカットすれば
受けることができるということで私は気軽に申し込んだ。
そして面接に合格してスクール生に選ばれた。
私のビジネスプランとしてはヒト幹細胞を用いたほうれい線専用の
化粧品の開発製造というプランだ。
これは最後までブレなかった。
実は岡山イノベーションスクールに申し込んだ裏の目的があって
私たちが立ち上げた ST 製薬株式会社に入社してくれる
優秀な若者をリクルートするためだった。
岡山イノベーションスクールの授業は非常に面白く
私はグループのリーダーとして高校生から社会人までを
まとめながら半年間勉強を続けた。
そして岡山イノベーションコンテストに応募して1次審査2次審査と多くの
スクール生の仲間が落とされる中、私はファイナリストにまで選ばれることになった。
私のイノベーションコンテストのテーマは、現役歯科医師がヒト万能細胞を用いて
ほうれい線を対象に化粧品を開発販売するというビジネスモデルだ。
1次審査は書類審査、2次審査では同じようなプレゼンをするのだが
その時には私達スクール生だけではなくて、一般から公募された
高校生、大学生、社会人、企業の社長さんも応募してきて、
ファイナルに残る確率は10倍以上という狭き門だった。
しかし私はそこに無事に残ることができた。
当初から当院のスタッフには必ず私がファイナルに残りグランプリをとると
いうことを公言していた。
グランプリの賞金は200万円、副賞としてシリコンバレーへの研修旅行が
プレゼントされる。
このシリコンバレーでは普通は見学することはできないテスラとか
Google の内部とかすごいところを見学することができるということもあって
私は200万の賞金よりもこちらのシリコンバレーの研修旅行を目指して頑張ることにした。
2次審査のプレゼンテーション審査が終わった時、私は私より10歳や20歳以上若い
岡山の若手社長さんが非常に優秀で、すごいプレゼンをすることに驚いた。
これではまずい!とプレゼンの技術を磨こうと
たくさんの本を買い読み漁り、また YouTube ではTEDもしくはスティーブジョブズの
スピーチとかそういったものをたくさん見まくった。
友人とか知人とか先輩にも色々多くのアドバイス頂いて、本当に2ヶ月集中して
ここ数年間こんなに努力したことがないというぐらい私は努力した。
どうしても自分でパソコンを操作するとなかなか言葉と身振り手振りにまで集中できないと
いうこともあり妻にパソコンの操作を任せ、プレゼンだけでも500回からいや1000回ぐらいは
集中して行なったと思う。