睡眠時無呼吸症候群 呼吸位
8月も終わり!緊急で探していた
歯科技工士さんがポンポンと決まり
ほっと一息!
この10月からは当院の歯科技工士さんは
常勤3名となる。
しかし、今の技工室では2名が限界!
さあ、今からどこを第2の技工室にしよう!!!
日曜日、私は早朝から大阪に移動して
あるコースの2回目を受講した。
そのコースは睡眠時の呼吸位を学ぶコースだった。
睡眠時無呼吸症候群は今の現代病とも呼ばれ
多くの人が苦しみ、その経済損失も凄い数値に上る。
最近では成長期の子供さんもいびきや寝相の悪さに
悩む子供たちも多く、私は顎顔面矯正を
今は本気で悩んでいる。
実はこの私にも睡眠障害がある。
私は「いびき」が凄く、アルコールの多く飲んだ日は
妻が叫ぶくらい「いびき」がひどいだけでなく
「呼吸が止まっているよ!」とも指摘される。
そんなのだ!歯科医師の私は立派な睡眠障害であり
睡眠時無呼吸症候群の患者なのだ。
矯正治療の診断に用いるセファロと言うレントゲン検査を
用いれば、私の睡眠障害の状況は一目瞭然である。
セファロの画像から読み取れる私の気道は
凄く狭窄しているのだ。
気道が凄く狭いので、睡眠時や特にアルコールが入り
気道が弛緩した状態では、私の気道は更に狭窄して
大きないびきと呼吸停止を生じているのだ。
私の気道狭窄には思い当たる節があった。
36年前、岡山大学歯学部に入学した私は
私の歯並びを先輩の先生から酷評された。
「お前、よくそんなひどい歯並びで
歯医者になろうなんて、考えるな!」
「まずは、すぐに矯正しろ!!」
私は先輩のアドバイス通り、岡山大学歯学部矯正科の
門を叩き、20歳を前にして矯正治療を開始することになった。
しかし、思えばこれが不幸の始まりだった。
私の矯正診断は、上は犬歯の奥の4番の2本抜歯!
しかし、下顎は埋伏していた犬歯と反対の6番の抜歯との
診断だった。
今から思えば、かみ合わせ、咬合のキーとなる犬歯と
6番を抜く治療計画は矯正の治療のためとはいえ考えられない。
しかし、当時はそんな時代だったのだ。
私の顎は抜歯矯正を受け、凄く小さくなり
犬歯ガイドは失われ、6番での緊密な咬合も失われ
下顎はかなり奥に押し込まれる結果となった。
今のセファロの画像を見れば私の今の
状態がいかに悲惨か少し矯正や咬合を勉強した
歯科医師なら誰でもわかる。
本当は私は顎を拡大しての矯正治療を受けるべきだったのだ。
そんな私は睡眠時無呼吸症候群の治療ももちろん学んでいたのだが
有名な治療法、C-Papも上下固定式のプレートも
長期間使用を続けると筋肉の衰え
廃用性萎縮を生じる可能性を知って
怖くなり、私自身は使用はしていなかった。