小出馨教授の咬合セミナー
名前を言わないのに「中野先生ですね!」
と言われる。
「すみません、お顔が見えないのですが
どこかでお会いしましたでしょうか?」
とお尋ねすると
「今まで、4、5回は乗ってもらっていますよ!」
と言われる。
悪いことは出来ないと感じる!
悪いことはしないけど!!
土曜日曜と私は岡山大学歯学部の先輩のM先生ご夫妻の
お薦めで日本歯科大学新潟の小出馨教授の「顎関節と咬合に強くなる」
セミナーに参加した。
咬合と言う歯の噛み合わせは、ある意味でブラックボックスの部分もあり、
かなり複雑で困難な歯科の分野でもある。
「小出先生は明日からすぐに使えるテクニックを教えてくれるよ!」
M先生の言葉に土曜も仕事を休んで参加した私。
土曜日の初日は「エングラム」や
「ディコンプレッション」「ディプログラミング」の
聞きなれない言葉に最初は戸惑う。
咬合はある程度勉強してきたつもりだった私も
単語が理解できないと共通言語が無いのでしんどく感じる。
でも、会場には歯科医師の先生だけでなく、歯科技工士
歯科衛生士の姿もあるとはいえ、100名以上の参加者が
集まっていて、私は正直に驚いた。
咬合は大切だけど、ある意味で地味な分野である。
その咬合セミナーにこれだけ多くの人が集まっているとは?
今回の土日のコースは本郷と言う東京大学に近い場所で
開催されたので、私は熊本の生田先生が強烈に薦めていた
スーパーホテル秋葉原・末広町を予約していた。
朝食込みで12000円!今の東京なら土曜日なら
かなり格安のお値段である。
このホテルは凄く良かった!
スタッフ教育が抜群に優れていた。
土曜日のセミナーの後は、私にしては珍しく懇親会は参加しないで、
東京の美味しい店を探訪しようと思っていた。
私が東京で行きたいお店!
「お寿司の三谷」「日本料理の龍神」「イタリアンの○○」。。。。。
電話で予約をかけまくるも、どのお店も1席も空いていなく
数か月先まで予約は一杯です!と断られる。
それなら上野周辺の名店を回ろうと思っていた私だが
高架下のディープなお店から始めた私だが上野は本当にディ-プ過ぎた。
客引きの強面のお兄さんが多すぎるし、大きな音量で上野警察署が警告していた。
「客引きに誘われるまま付いて行き、高額な代金を
請求された事件が多く起こっています、お気を付け下さい!」
上野のどこにいても聞こえるくらい大きな音響で
ずっと繰り返されていた。
3軒目のお店に上野の熟女キャバクラに行こうと思っていた私は
そのアナウンスに怖気図いてあきらめた。