インプラント周囲炎
素晴らしい方との出会いに心から感謝。
私も、そうじゃ吉備路マラソンのハーフに
エントリーしました。
ご縁に心から感謝です。
先日、NHKでインプラント周囲炎に関する
報道があったらしい。
その報道で数名の方からインプラントに関する
マイナスのご指摘や、オペの中止の依頼があった。
ある患者さまは、上の顎で骨が1mmしか無かった。
他の歯科医院でインプラントは出来ないと言われ
当院に来院された。
その方は、サイナスリフトと言う方法で
骨を左右とも増やしインプラントを6本埋入し、
1年以上かかってはいたが全てが順調に推移していた。
その方が、「インプラントってたった半年で45%の人が
骨が無くなり、インプラントがポロッと外れるんですよね!」
「先生に騙された気持ちです!」
いや、ちょっと待ってください!私が騙した??
恐らくこの論文からNHKが今回の報道をしたと
思われる論文をやっとの思いで入手した。
スウェーデンの新進気鋭のダークス先生の論文だが原著を読むと、
0.5mmの骨の吸収を起こした人が45%
1mmの骨の吸収を起こした人が27%
2mmの骨の吸収を起こした人がを15%
私達は通常10cm以上の長さのインプラントを使用する
わずか0.5mmの骨の吸収ではインプラントに全く大きな影響は無いのだが、
なぜNHKはそんな恐怖を煽るような報道をされたのか?
甚だ疑問が残る!
私は今のインプラント治療は素晴らしい治療だと自負している。
たまに同業の歯科医師の先生でインプラントに批判的な先生も
見かけるのだが、そんな先生に限って、インプラント治療を
ほとんど経験されていない。
インプラントを1000本や2000本、経験すると
見えてくる景色がある。
もちろん、当院のインプラント治療は成功率100%ではありえないし
数%ではあるが、骨と付かなかったりトラブルが起きることもある。
しかし、5年から8年程度経過してインプラントがダメになった方の
ほとんどの方が再度のインプラント治療を希望されるのは
なぜであろうか?
それはやはりしっかりと噛むことが出来るからだと
私は思っている。
私が25年前に開業して初めてインプラント治療を行ったのは
今は83歳になる私の実の父親だった。
彼の口の中には多くのインプラントが入っているが
全てのインプラントは25年間全く問題ない。
若いころから弱い歯に悩んでいた父である。
30代から部分入れ歯をしていた。
その父がインプラントをすることで
しっかりと噛むことが出来て
今でも元気でいることが出来ている。
私はブローネマルク先生が産みだしたインプラント治療を
本当に素晴らしい治療だと思っているし
歯が悪い患者さんにとっては救世主だと思っている。
だから、だから、マスコミの皆さん、
裏付けをしっかりと取って、正しい医療情報を
一般の方に伝えて頂きたい!!
そのためには私はどんな苦労も厭いません!!