人間国宝と私!
大きな揺れが来る中、私はとっさに
一番好きな人のことが心配になった!
「大丈夫?プリンちゃん??
いまどこにいる???」
プリンとは私が心から愛する
16歳の老犬の名前である。
先日、私と妻は仕事を早く切り上げて
倉敷のヘルスピア倉敷に向かった。
倉敷芸術科学大学の村上良子教授の
重要無形文化財保持者(人間国宝)認定を
祝う会に出席するためだ。
人間国宝とは文字通り「国の宝」です。
そんな凄い方をお祝いする会に私達が呼んで頂けることを
本当に光栄に感じ、絶対に会に遅刻してはいけないと
早め、早めの行動をモットーにしていたら
会場にあまりにも早めに着きすぎて逆に
ご迷惑をかけてしまったのではないかとかなり心配する。
昔RSK山陽放送でもお世話になった浜家さんの
司会で式は粛々と進み、同じテーブルを囲む方々との
意外なご縁もあり、凄く楽しい時間を過ごさせて頂いた。
会場には多くの政治家の方、財界の方、教育関係の方の姿があり、
歯科医師と歯科医師の妻の姿は私達だけであった。
おそらく私の今までの人生、そしてこれからの
人生において、オリンピックの金メダリストの方や
ノーベル賞受賞者の方にはお会いできて、お話が出来ても、
人間国宝の方とお話が出来るなんて、2度とない機会かも
しれない。
ある政治家の方がご挨拶でこんなお話をされた。
それは徳川家に仕えた柳生一族の家訓だ。
「小才は縁に出会って、縁に気付かず。
中才は縁に気付いて、縁を生かさず。
大才は、袖すり会うた縁をも生かす。 」