アメリカの歯科医院
昨日の門同門会で、アメリカで9年間歯科医師として生活されていたM先生の話を聞くことが出来た。
私が聞きたかった点は2点!
1)アメリカの歯科医院と日本の歯科医院の違い
2)9年間アメリカで過ごしてアメリカに永住しようと思ったか?
日本とアメリカの歯科医院の一番大きな違いは、その医療費の単価の違い。
同じ治療を行っても日本の治療費と比較してアメリカの治療費は
歯科でも医科でもそうあるが、10倍から30倍高い治療費がかかる。
アメリカで盲腸にあると100万以上かかるから、海外旅行の時は保険に入りなさいとはよく聞くと思う!これは日本が3割負担だから安いのではない!アメリカでもほとんどは保険から負担されるのだ。
アメリカの歯科医院の一日患者数は決して多くない。
日本の今の平均は、1歯科医院あたり25名!
それがアメリカでは1日10人見れば、十分リッチな生活が出来るらしい。
(M先生が言うには、アメリカの歯科医師は医師より稼ぐらしく
ベンツのSクラスに乗るのは当たり前!!)
聞きながら13年間ボロボロのゴルフに乗り続けている私は
何かよだれが出そうになるも、そう言えばそうだ。
私が今まで見学したアメリカの歯科医院の先生はかなりのんびりと仕事をしていた。私の医院の1日平均の患者数を聞くと、とても驚いて
「ヒューッ!何てユーはリッチなんだ!!」と言われたことを思い出す。
(実際は大いなる誤解なのだが)
単価がかなり高く、一日に診察する数が少ないのだから、かなり治療のレベルは
高いのだろうと思うと、そうでもないらしい。
「日本の歯科治療のほうがレベルは高いですよ!」とM先生は言う。
でも日本と違いかなり歯科でも細分化されていて、普通の一般歯科医は根管治療と言った神経の管の治療はほとんどしなくて専門医に回すらしい。
また滅菌などのレベルは非常に高く徹底されているとのこと。
(これも一日10人だからできることかもしれない!)
私は今までずっと世界で一番進んでいる歯科はアメリカだと、アメリカばかりに
目を向けていたのだが、もう一度方向修正が必要なのかもしれない。
最近はアジアもレベルが高くて驚く時もある。
2つ目の質問で、グリーンカードを所得してアメリカに永住する気が無かったのかと聞くと、全く無かったと言われる。
理由を色々と教えてもらったが、やはり9年間住み続けて知ることも色々とあるのかと深い教えを頂いたと、ありがたく思った。
私は42年間大学も勤務先も岡山で、岡山県に住み続けている。
1年間のみ大学からの病院への出張で倉敷市の住人となったが
後は岡山市の住民で岡山市に住民税も払い続けている。
このままここ岡山で骨を埋めるのも悪くは無いが、一度きりの人生
海外でリタイアした後の生活を送りたいと、少しだけ思っている。
ぜひ今年中にニューヨークに行って世界で一番の腕前と言う審美歯科医のO先生のオフィースを見学したい。
O先生のオフィースの見学には見学料がいる。
500ドル以上とも言われる高い見学料を支払ってもぜひこの目で確かめたい!!
連休二日目、妻と娘は昼間は出かけて家は男だけとなる。
ランチは男二人でイタリアン!昔歯科医院の忘年会で行って、じゃんけん大会で盛り上がりすぎて出入り禁止となったあの「リオーニ」!
女性ばかりのグループに入ってランチを取るのも、女性の方がどんな話題で話しているかよくわかって、やはり出て行って情報を集めることの重要性を感じる。
夕食は久しぶりに中華でも作ろうと、午後3時から仕込みに入った私は
なぜか前菜に生春巻きを作るのであった。
今日のチャーハンは本気で作る!!隠し味は貝柱の干物だ!!