ホテル体験記 「 Be! 六本木 ( 東京 ) 」
ある年末のある日、当院の大掃除の後に私は急いで岡山空港に移動した。 飛行機の遅延で羽田に予定より遅れて到着した私は大急ぎで自由が丘に向かった。 自由が丘で開業されているN先生と夕食を共にして楽しい一時を過ごす。
12時を回り、何とかタクシーを拾って今夜のお宿の「Be!六本木」に向かった。 今回、東京で定宿にしているセレスティンに泊まらなかったのは、どうせ深夜まで酒を飲んで寝るだけなら初めてのホテルで冒険してもいいかなと思ったからだ。
翌日のセミナーは新宿であるので、本当はスパをリニューアルしたフォーシーズンズ椿山荘に宿泊したかったのだが、シングル1泊に3万以上はやはり出せない!
今月のホテルのネタのために、初めてのホテル「Be!六本木」を選んだ。 このホテルは私は名前は知らなかったが、あの高級ホテル予約サイト「一休」にも掲載されてるので、最近多いデザイナーホテルかと少し期待していた。
タクシーは不親切にあそこ辺りですと六本木通りの反対車線で私を降ろした。 しかし、どう見てもホテルがあるような立地ではない。 15分ほど歩き回って見つからなくコンビニに道を聞くために入った。
深夜の六本木のコンビニの店員さんは陳さんと王さん! 日本人ではないのね? 陳さんに聞いた場所に向かったが、やはりホテルは見つからなかった。 深夜の六本木で黒人の客引きに声を掛けながら、大きな荷物を引っ張りながらのホテル探しは続いた。
42歳の歯医者の選択ではやはりなかったか? やっと見つかったホテルには先に若いカップルがラブラブでチェックインをしていた。
どう見てもこのホテル! 場所は六本木にはあるがビジネスホテルとラブホテルを足して2で割ったような感じ! 嫌な予感が走る!
部屋はエレベーターの真横で六本木通りに面した角部屋! エレベーターのスイッチを押す電子音から、六本木通りの車の音まで騒音が耳について離れない!
騒音をアンプで増幅したように私の耳には聞こえるのだ。1時間に1回はパトカーや救急車がけたたましいサンレンを鳴らして通り過ぎる。
4時過ぎて寝ることをあきらめて本を読み出す。 岡山が、どれだけ静かで落ち着いて生活できるのかを深夜の4時に六本木で実感する私であった。
こんなことなら、いつものセレスティンにするべきだったと後悔するも後の祭り!! 私は六本木で何をしているのだろう? 日が昇るまで後数時間となったが六本木には終わりは無い! 田舎者にはきつい!
朝食付きだが私には食べるものが無い!