ホテル体験記 「 ずまやどぅー あか浜やー ( 沖縄 宮古島 ) 」
ある理由で宮古行きを決めた私は、ホテル探しを始めた。 宮古はリゾートアイランドでもあるので東急を始めとする大型リゾートホテルも数多く存在する。
しかし、かりゆしマリオットで沖縄の大型ホテルの悪い面に直面した私はプチホテル、それも民宿とはまた違った意味でのプチホテルを探した。 そしてそれが運よく宮古で見つかった。
この「ずまやどぅー あか浜やー」は1年前にオ‐プンしたばかりの新しいホテル!部屋数はわずか2部屋。 ずまやどぅーとは土地の言葉で島の宿を意味する。 オーナー夫婦は、東京出身の方で数年前に宮古のリゾートホテルの開設で宮古にしばらく滞在して宮古の魅力に取り付かれたと言われる。
2部屋しかないとはいえ、部屋は大変広い。 ベッドルームとリビングルームからなる部屋はスイートルームで家族4名が余裕で宿泊できる。 私一人の宿泊では広すぎるスペースだった。
部屋からは一面のサトウキビ畑が見渡せ、サトウキビ畑の向こうには宮古の青い海が広がっている。 一日中 海からの風が吹きこんでいて、部屋から聞こえる音はさとうきび畑を渡る風の音だけ。それがとても体に心地よい。
ベランダに出て、そよ風の音を聞きながら日本にもこんな場所がまだあるのかと感嘆する。
しかしこのホテルの一番の売りは部屋の心地よさもさることながら、ご主人の作る宮古の食材をふんだんに使った創作料理であろう。 一品、一品、ゲストの食べるタイミングを計って出せれる料理は全てが美味しく、今まで見たこともない食材や、奥様が海から採ってきたといわれる天然のもずくや宮古えびなどが出されると感嘆するしかなかった。
「地産地消」宮古の恵みをしっかりと体に頂きました。 朝食も美味しくいただき、1年に一度は疲れた頭と体を癒しに私はこの宿を訪れたいと思うのであった。 プールもビーチもない宿だがオーナー夫婦の気遣いが心地よい。
料理はさすがの一言、美味しく頂戴いたしました。