総入れ歯の勉強会
有名なアンチエイジングの専門の医師の方から
「中野先生、顔の染みが増えましたね!」
と言われたことが凄いショック!!
「染み」「シミ」「浸み」
ここはその先生にお願いして
私もアンチエイジングと行こうか?
と『しみじみ』思う。
土曜日と日曜日、私は大阪に居て
5-Dと言うスタディグループが開催される
デンチャーコース、簡単に言えば総入れ歯の
勉強会に参加した。
不幸にして全ての歯を失った方の当院での
究極の治療がAll-on-4(オールオンフォー」に
代表される大がかりなインプラントによる再建。
しかし、高齢化が進む日本で誰もが
インプラント治療を受ける訳ではない!
当院は入れ歯治療も多い歯科医院なのだ。
私が開業した24年前、私は借金は1億近くあったが
預貯金は限りなくゼロだったので、技工士さんへの支払いを
少しでも減らすために、総入れ歯は自分で作成していた。
人工の歯も自分で並べて、重合と言う行為も割り出しも
研磨も全て自分自身で行っていた。
しかし診療後、睡眠時間を削っての技工作業は数か月で挫折し、
それからは頼りになるカリスマ入れ歯歯科技工士のY先生に
ずっと当院の入れ歯の技工はお願いしている。
特に10年以上前から超精密入れ歯と言う言葉と共に
BPSと言うリヒテンシュタイン本社のイボクラービバデント社の
提唱するシステムで保険外の総入れ歯は作成してきた。
このBPSを使えば、70%の患者様に70点の入れ歯を
作製することが、可能だが、難症例の3割の方には
及第点となる60点の入れ歯も作成することは難しかった。
その方は何か大きな理由があって
神様が与えてくれた自分の28本の歯を全て失われた。
私達はしょせん人間であるので、どんなに頑張っても
神が作った天然の歯を超える入れ歯を作ることは
決してできない。
だからこそ、今の日本の歯科コースで最高峰と言われる
5-D(ファイブディー)のデンチャーコースを私は
凄く楽しみにしていた。
5-D(ファイブディー)のコ-スの会場は
いつものバイオメット3iの研修室
ホテルはいつもの田町のセレスティンホテル!
東京への移動はいつものANA全日空の翼!!
しかし、開催1か月前に事務局から届いたメールを見て
私は驚いた。
えっ?会場は大阪?
新大阪駅から近い新大阪歯科技工士専門学校!
飛行機と東京のホテルはキャンセルできたが
困ったのは大阪のホテルが取れないこと!
私は基本ケチなので、アパホテルクラスのシングルに
1万円以上の金額を支払うことは決してできない。
大阪も昔はいい時代もあって、セントレジスも
リッツカールトン大阪も、3万円程度で宿泊できた
時代もあった。