Barcelonaピエゾアカデミー 最終日
海外では時差の関係で、悲しいことに朝の5時過ぎに
自然に目が覚めてしまう。
昨日もガラディナーから帰り、お風呂に入り
報告の文章を少しまとめてベッドに入ったのは
午前2時過ぎ、時計を見ると3時間も寝ていない。
これはまずいと思い、ベッドに潜るも
緊張が取れないのか?中々眠りにつけない。
日本時間はその時間はお昼なのでフェイスブックを見ながら
無駄に時間を過ごす。
今回はRUNの練習をしようと日本からウェアとシューズを
持参したのだが、ヨーロッパの朝は暗い!
朝の7時半は、まだ外は真っ暗!8時から何とか辺りが
明るくなる感じ!
最終日は9時半からシンポジウムが始まるので
朝ごはんを食べる時間を考えると、外を走る時間は
ほとんど取れなかった。
私が使用しているピエゾは日本製のナカニシと言う
メーカのもの、ピエゾ発祥のイタリアのメクトロン社では
新しい機種が2台発売されていた。
どちらも今までの黒のイメージから反転して白のイメージだ。
日本で販売している最新機種のピエゾタッチの機能を少し
絞ってパネルも簡便にした廉価版ピエゾタッチ
あと1つは医科用のハイパワーなホワイトピエゾ
ピエゾを使う多くの先生が切れない、パワーが無いと
言われる。
確かに私もそう感じることは多いのだが、触った感じ
このホワイトピエゾ只者では無い感じがした。
日本での発売は未定であると聞いたが
1台が日本円で300万円と聞いて
すぐに興味が無くなった。
だって高すぎる、日本の歯科の現状には
マッチしていない高価格なピエゾであった。
最終日はピエゾ開発者のイタリアのTomaso Vercelloti先生の発表があった。
彼はここ数年ピエゾを使ったサイナスリフトでのオリジナルの術式を
提唱されていたのだが、韓国のソーン先生が良く発表されている
ピエゾでの水圧を利用したソケットリフトを動画を通じて発表されていて、
個人的には凄く驚いた。
もちろん、ピエゾを使用する一番大きな目的は低侵襲なので、
流れは今まで以上に低侵襲に流れていることを感じた。
ピエゾと言うと、硬組織の骨に使用する機械だと私は思い込んでいたのだが、
今回のシンポジウムのトピックスは軟組織、歯肉に対するピエゾの効果であろうか。
軟組織に対する新しいチップも発売されていて、従来の器具と比較しての
軟組織に対するピエゾの効果についても、多くの発表がされていた。
このシンポジウムも次回の第4回は、イタリアのヴェネチアで開催される。
相棒の阿部ヒロ先生と、ヴェネチアでは絶対に二人とも英語で
症例発表しようなと硬く誓う二人だった。