永田雅乙さんセミナー
主催されている天外伺朗さんの著書「教えないから人が育つ 横田英毅のリーダー学」を読んでいました。
その本のタイトルにも名前が挙がる横田さんは「ネッツトヨタ南国」の代表であり、高知と言う地方都市で12年連続お客様満足ナンバーワンと言う凄い方なのですが
その本の中で、レストラン業界に凄い人がいると、その本の88ぺージから3ページに渡り書かれていたのが、フードビジネスプロデューサーの永田雅乙さんです。
私は以前から、飲食業界や美容院業界から歯科業界も学ぶべき!だと強く思っています。
また、レストラン業界と、歯科業界は凄く似ていると思っています。
イタリアンやフレンチのオーナーシェフのお店では、オーナーシェフが一番働いて、
経営も見ないといけません。
日本の多くの歯科医院が院長が4番バッターで、経営もみますし、事務作業も行う先生が
ほとんどだと思います。
そのレストラン業界はし烈な競争が続き、1割の利益がしっかりと出ている店舗と、
9割の利益を出すこと自体が難しい店舗に分類されるって知っていましたか?
1997年に外食産業は頭打ちになっていて、飽和状態を迎えました。
それからどんどん外食産業の金額は低下しています。
歯科医院もそうではありませんか?頭打ちの飽和状態ではありませんか?
また、ゼンショーのすき屋さんや、ワタミフードサービス、最近のマクドナルドのように
ネットで騒がれたり、ブラックと烙印を押された段階で、長年盤石な経営をしていたはずなのに
赤字に転落して、多くの店舗を一気に閉めないといけなくなる厳しい業界でもあります。
あの横田さん、天外伺朗さんがベタ褒めする永田雅乙さんがどんな人かと凄く興味を持ち、
連絡を取って、昨年9月に東京で日本口腔インプラント学会が開催された日曜日に、
お昼休みの時間を利用して永田さんに会いに行ってきました。
そして、その場で、歯科医院向けの永田雅乙氏のセミナー開催を快く
お引き受け頂いて、先日の日曜日を迎えました。
私が永田さんから聞きたかったことは2点です。
①人材不足になっている昨今、優秀なスタッフを雇用して教育するコツを教えて下さい。
②飽和状態になっている歯科界で今後患者さんを継続的に獲得して繁栄するためには?
いやはや、会場は凄い熱気に包まれました。
永田さんは映画会社大映創業者の永田雅一さんの曾孫として幼少期より
帝王学を叩き込まれすが、縁があって中学生の時から飲食の道に入る。
そして、自分では希望した道とは違うかもしれないが
今では日本最大の飲食店コンサルタント、フードビジネスプロデューサーとして
活躍されています。
永田さんは小さな時から「人を笑顔にする仕事をしなさい!」
と言われながら育ったと言われます。
永田さんのコンサルの根っこには、この3つの習慣があります。
1、自分が一番仕事を楽しみ、一番笑顔で、一番元気よく
一番大きな声で、一番よく働く
2、1日1つ医院を良くする
3、1日100回以上スタッフに「ありがとう」を伝える。
(*クリニック風にオリジナルを少し修正!)
私が日ごろ思うこととバッチリ合って嬉しく思いました。
「飲食業界には、まずは一般的に言って、優秀な人材は来ません!」
「問い合わせの電話がなった瞬間、採用!を心の中で出します。」
「中国人の人でも、日本語が不自由でも、全く問題ありません。」
「私は欠点は指摘しません、良い面を徹底的に褒めて伸ばします!」
永田さんの話はある意味で驚くこともありましたが
単純明快で1本大きな筋が通っていました。
しかし、細かな点では歯科医院に当てはめると、スタッフ採用において
大切な点は他にも「全体最適」と「部分最適」の問題
そのスタッフの採用が「患者さんの幸せと、今まで働いてくれている
スタッフの幸せ」に繋がるかどうか?考える必要がありそうです。
昨年あたりから、岡山市内でも女性スタッフの求人を出しても
反響がかなり悪くなっています。
永田さんの話を心に刻んで素晴らしいスタッフを採用して
素晴らしい歯科医院作りを継続的にしてゆきたいです。
しかし、永田さんが言われた、「歯科医院では、院長が一番仕事を楽しみ、
一番笑顔で、一番元気よく、一番大きな声で、一番よく働く!」
この点だけは私は合格しています。
私は歯科医院の院長は1日23時間
働く必要があると思っています。
スタッフは別です、あくまで経営者でもある院長です。
こんなことを書くといつ寝るの?って聞かれますが
私は寝ているときも夢の中で「仕事のことを考えています!」