昨年、私は日本口腔インプラント学会の
認証医の資格をやっと手にした。

次のステップはインプラント学会認定医だと
論文をおもむろに書き始めた私！

しかし、論文なんて20年以上書いていない私は
パソコンを前に悪戦苦闘！

論文の締切は、９月３０日！！
おいおい間に合うのか？この私！！！

お寿司屋さんは1皿１００円均一の安いお皿が回るお寿司屋さんから
お任せで１万円以上するカウンターで食べる高価なお寿司屋さんもある。

客の立場からすると、その人の求める味と雰囲気と値段で
行くお寿司屋さんを選べばいいのであって
誰がどの店でどんなお寿司を食べて、いくらお金を使おうが自由である。

ただ、支払うお金は回転寿司と高級寿司では
10倍以上の差があることは事実だ。

歯科医院では時々、この回転寿司と高級寿司が
混在していることがあり、時々患者さんは凄く困惑される。

例えば、歯を失った時の治療法の１つに、入れ歯治療がある。

この入れ歯は、歯が残っている方の部分入れ歯と
全ての歯を失った方のための総入れ歯の2種類がある。

部分入れ歯も、総入れ歯も、保険適応なものもあれば
保険が効かない自費の入れ歯もある。

当院が頑張っている超精密義歯は自費の入れ歯であり
金額は30万円以上もかかる。

（これは高級寿司店に何度も行ける高額な治療費である！）

しかし、保険で入れ歯を作り、その方が高齢者で1割負担であれば
患者さんの負担額は、その数十分の一の負担で可能となる。

今の入れ歯に大きな問題があり、患者さんもご高齢で
噛む力が弱い方では、保険の範囲で入れ歯を作ることで
喜んでもらえることが多い。

しかし、私たちが一番困ることは
他の歯科医院で保険外の自費で入れ歯を作製したのだが
調子が悪いので、今度は保険内でちゃんと噛めるものを
作って欲しいと言われる時だ。

それも今の入れ歯の出来が凄く良い時は
新たに保険の範囲で入れ歯を作っても
満足を与えることは難しいと思うことも多い。

先日、ある方の紹介で来院された患者様！

ほとんどの歯を失っていて、何件もの歯科医院で
インプラント治療を執拗に勧められたが
インプラントは絶対にしたくないと言われる！
勧められるままに数十万円を支払って自費で
入れ歯を作ったが、調子が悪く
奥歯でしっかりと噛むことができない。

お口の中を拝見すると、顎の土手が吸収していて
かなり難しいタイプと判断する。

その上に顎の張りが強く、凄く噛む力が
強い方と想像できる。

こんな場合、入れ歯の沈下を防止するために
奥に一本でも二本でもインプラントが使えるのなら
かなり治療は楽になるのだが！
インプラントに関しては患者さんは絶対に
したくないと頑なに仰っている。

こんな場合、保険で入れ歯を作り、結局患者さんに満足を与えることができないで
「やっぱりこの歯医者もダメか？」とあきらめられるのか？

今までの数件の歯科医院のように「うちじゃ保険じゃできない！！」と患者さんを
門前払いをするのか？

やっぱり後者はないよな！！！

撃沈覚悟で頑張るしかないか？

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。