患者さんの気持ちは何で動く?
失敗は決して許されない!
緊張の時間を過ごしたあと
終礼を終えて、自宅で夕食タイム。
その後から体が凄くしんどくなる!
近年、稀に見る体の辛さ!!
早めに就寝して、今朝を迎えたが
体調は90%近い回復!
回復したのはうれしいのだが
体調が急激に悪化した原因が
わからないことが一番の不安!!
やっぱり、年(とし)か??
アメリカでは、一番なりたい職業ナンバー1は
歯科医師である。
国民の健康に寄与する大切な職業だと
国民から認識されているからだ。
しかしその反面、一番自殺率が高い職業も
歯科医師ということらしい。
クレームや訴訟を受けることが
多いことが理由とも言われている。
私たちも残念ながら患者様からクレームを
頂くことが多い。
21年前に歯科医師1名、歯科衛生士4名で始めた当院も、
今は歯科医師4名以上、歯科衛生士16名、受付スタッフ
歯科助手、保育士、歯科技工士、事務スタッフを
含めると、40名近い大所帯になった。
医院の規模が大きくなるにつれて
組織は成熟しないといけないのだが
クレームはドンドンと増えてゆくことになった。
最近では、私は患者さんからの相談メールや
手紙やハガキを読むことに凄く不安を感じている。
なぜなら、頂くメールや手紙の8割近くが
感謝の手紙やメールでなくて、クレームや
お怒りの内容だからだ。
そんな当院は2013年の医院目標の1つに
「患者様の歯科治療に関する恐怖心、不安への配慮」
を掲げた。
例えば、私たちは毎日のように麻酔をしたり
歯の抜歯をしている。
親知らずの抜歯だけでも1日に何本も
行う日もある。
しかし、患者さんにとっては、親知らずの抜歯なんて
非日常であり、一番受けたくなく、不安や恐怖心を
感じる最大の歯科治療の1つでもある。
を私たちは一種の「慣れ」によって麻痺しているので、
抜歯の術前や術後に不謹慎な一言や
不適切な発言をしてしまうことがある。
患者さんの感情に配慮しない不適切な発言が
患者さんの気持ちを大きく傷付ける。
もちろん、親知らずをうまく抜くことは当たり前である。
歯科医院では、患者さんの気持ちは
歯科医師の「言動」に対して一番動く
という事実を私たちは再認識しないといけない。
事実は1つでも、安心してもらう一言
恐怖心を和らげる一言を私たちは言わないと
いけないと私は強く思う。
患者さんの気持ちは、何で動く?
答えは、私たち、歯科医師の言動である。