痛みを抑えた歯科治療・無痛麻酔
メール相談や無料相談が増えている。
他の歯科医院で骨がないから
できないと言われた方からや、
他院でオペがうまくいかなかった
方からの相談を受ける機会も
増えている。
当院でも、もちろん100%の
成功率を誇る訳ではない。
ここはしっかりと兜の緒を締めたい!!
今年の当院の大きな目標の1つが
「患者様の歯科治療に対する恐怖心や
痛みへの配慮」である。
なぜ、こんな基本的なことを
今年の目標の1つに挙げないといけないのか?
それは私も含めて、当院の歯科医師が
患者様の恐怖心や痛みに対する配慮が
まだまだ十分ではないからだ!
歯科治療を少しでも快適に受けてもらうためには
「できる限り、痛みを抑えた治療」を私たちは心がけたい!
痛みを抑えた治療の基本が無痛歯科麻酔になる。
歯科の麻酔は、歯科治療を痛く感じないために
行うのだが、その麻酔行為自体が
痛みを伴うことがあると言うジレンマが
ここには存在する。
だから私たちは少しでも無痛麻酔を
心がけなくてはいけない。
当院には歯科麻酔に関するルールが幾つか存在する。
ルールその1、必ず事前に表面麻酔を使用する
いきなりブスッと針を刺すことは絶対しない!
ルールその2、電動注射械を使用する。
従来の手で持つ注射器は、力の入れ方のコントロールが
難しいが、電動の機械なら、最近ではコンピューターが
力を制御するために、痛みを感じにくい!
ルールその3、麻酔薬の温度は体温程度に管理する
冷蔵庫で冷やしていた冷たい麻酔薬を歯茎に注射すると
その温度差で痛みを感じやすいので、人肌に加温する!
ルールその4、呼吸に合わせて麻酔を行う。
武道の世界でも呼吸は大切で、呼気の時に打撃を受けるより
排気の時に、打撃を受ける方が、ダメージを得にくい。
だから麻酔も息を吐くときに行う!
本日もインプラントの1次オペも、2次オペもあり
計算すると麻酔薬のカートリッジを15本使用した。
私は今日1日で15本の麻酔の薬を
患者さんの体に注射したのだ。
患者さんにとっては、何回受けても嫌な歯の麻酔注射!
変な意味で慣れないように、いつでも
新鮮な気持ちで無痛麻酔を心がけたい!!