インプラント カムログガイド
自分のため、患者さんのため、
医院のため、同窓会のため、
日本の歯科界のため!!
数名の方から
「立ち止まったら中野先生は
死んでしまうんですよね!」
と縁起でもないことを言われる。
私は必ず長生きします。
自分のため、患者さんのため、
医院のため、そして日本のため!!
今日は皆川インプラントアカデミーの
第8回目となる日。
早朝6時前に起きだして
岡山空港へと移動する。
本日のお題は
「前歯複数本のインプラント埋入と
カムログガイド」
私が1年間に及ぶこのコースの中で
最も聞きたいお題になっていた。
今、日本の歯科の世界でも
インプラント治療は歯を失った時の
治療オプションの一つとして
明確なポジションを獲得したことは
間違いのない事実であろう。
岡山という地方都市のそれも田園風景が
広がる当院でも、インプラント治療を
希望される患者さんは年々増加している。
そんな反面、歯科のインプラント治療に
関する事故の報告も増えている。
インプラント治療に伴う事故と言えば
ほとんどが神経損傷か血管損傷だ。
特に血管損傷は患者さんの命にまで
危害が及ぶことまであり、絶対避けなければ
いけないことでもある。
その神経の損傷と、血管の損傷を
完全に無くすためには、私は
術前のCT撮影と外科用ガイドを使用した
ガイドサージェリーは今後、日本でも必須に
なると考えている。
ガイドと言うのは、ガイドである。
インプラント治療をする時に
歯科医師の目だけの情報だけで
フリーハンドで行うのでなく、
CTを基にして事前に作成したガイドを使って
経験の浅い先生でも誰でも安全に安心して
インプラント治療をことを言う。
車で目的地に行く時に
カーナビを使うようなものである。
しかし、そのガイドも多くのガイドがあり
多くの論文で報告されているように
中には数ミリもずれてしまう可能性のある
ガイドも存在する。
今まで当院ではドイツのシロナ社の提供する
SiCAT(シーキャット)というガイドを使うことが
多かった。
このガイドはそれで良い面も多いのだが
カムログガイドは多くのガイドサージェリーの
中でも最高に優れているシステムだと私は
思っている。
最後のインプラントの埋入までカムログガイドは
使用できるし、深さのコントロールも可能である。
またカムログガイドのドリルは完全な使い捨て!!
1回のオペで数万円もするドリルを毎回
捨て去ることになり、いつでも最高の状態の
ドリリングが可能なのである。
しかし、このカムログガイド
長所が多い反面、コスト面等の短所も
もちろんあって、今日の1日は
本当にカムログガイドについて
しっかりと学べる1日になった。
私たち歯科医師がいつも枕を高くして
眠ることができるために私は
ガイドサージェリーを完璧に学びたい!!