インプラントの光機能化
ボスの山崎先生をはじめ、今まで
セミナーや講演会で私個人や同窓会が
お世話になっている先生が周りに座られている。
大阪の本田先生、福島の小濱先生、
東京SJCDの土屋先生、植松先生、
新大阪の南先生の姿もあった。
本当に豪華なラインアップに心踊る私!
「ちょっと、ご挨拶に行ってくるわ!」と言う私に
妻からストップがかかった。
「私たちだけが遅刻してきたの!
お願いだからじっとしていて!!」
素晴らしいSJCDのパーティが終わり
翌日の日曜日、早朝から起きだして
「光機能化2013年サミット」に参加するために
新宿NSビルまで移動した。
私たち歯科医師が毎日のように扱っている
チタン製のインプラント!
このインプラントがエイジングする。
簡単に説明すると、インプラントは工場で製造された時は
フレッシュでお口の中の骨への結合に優れているのだが、
あっと言う間に酸化して、骨との結合は衰えてゆく。
「インプラント」と「畳」はどうやら新しくて若い方がよいらしい!!
そのチタンのエイジングにストップを掛けたのが
光機能化を編み出したUCLA教授の小川先生。
残念ながら当院のインプラント治療も
100%の成功率を誇っていない。
日本でも、世界でも言われているように
90%以上の成功率を誇るインプラント治療の
成功率を私たち歯科医師は限りなく100%に
近づける努力をするべきだと私も思っている。
それを100%に近づけるための1つのオプションが
この光機能化だと私は信じていた。
しかし、この光機能化、実は大きな欠点が存在していた。
それは光機能化を推進するためには
ウシオ電機が開発した特殊な家庭用電子レンジほどの
機械を購入しないといけないのだ。
この機械が一台、あのトヨタのプリウスくらい高額な機械なのだ。
そして、この機械を購入するために
国からの補助金は全くでない!!
買うべきか?買わざるべきか?それが問題だ。
だって300万円近い機械を新たに入れても
患者さんに別途のチャージをすることは
まずはできないのだから!!
買うか?買わざるべきか?本当に大きな問題だ。