Dr.中野の活動記録
2005-6-21
コンビニ歯医者
昨日新しいサイトの立ち上げの準備をパソコンでしていると
妻に「あのニュース始まるよ!」と呼ばれた。
昨日のワールドビジネスサテライトの特集で
歯科医院の現状がニュースで流れたのだ。
タイトルは「コンビニ歯医者」
内容のひとつは24時間営業のコンビニ歯医者のニュース。
横浜の某歯科医院では24時間、365日コンビニのように
歯の治療をしている。
もう一つは歯科医院もコンビニと同じようにフランチャイズがあると
いうニュース。
本部の人間がフランチャイズの歯科医院を訪れて
接客や電話応対の指導をしている。
私がテレビ東京のディレクターの方に先日電話を貰い
「24時間営業の歯科医院のこと」を聞かれたことは
ブログにも書いた。
電話を受けた私はテレビ局に恩を売っていればと
打算的な気持ちで調べに調べを重ねて(友人知人に聞きまくり、
ネットで調べて、実際に歯科医院に電話をして確認した。)
レポート作成してテレビ東京にFAXしていたのだ。
その時は深夜番組で使われると聞いていたが
こんな形であの番組で使われるとは?
しかしここからは私の私見ではあるが、横浜の24時間営業の
歯医者は1年以内に24時間営業を止める。
1年間でマスコミに24時間営業と名前を売りまくり
患者さんや地域の方に強烈にその名前をアピールする。
そしてブランドイメージを付けたところで、夜11時までの診療程度に
鞍替えする。
私が理事長ならきっとそうする。
なにせ日本で65000軒の歯医者がある中で
24時間営業はそこだけたった1軒。
全くのナンバーワン、オンリーワンなのだ。
しかし2番目のフランチャイズ歯医者には笑ってしまった。
院長がハム太郎の着ぐるみを着て
歯科医院のビルの前でティッシュを配っているのだ。
あの着ぐるみティッシュ配りも本部の支持なのだろうか?
歯科医院もこれからは選ばれる時代、サービスの競争の
時代と締められていたが、何かが見落とされている。
歯科医院がサービス業なのは当たり前だ。
しかし一番大切なことは24時間診療したり
受付スタッフの言葉使いや電話応対では決してない。
患者様が一生自分の歯で美味しいものをしっかり食べることを
十分な技術を持ってサポートする。
小手先のテクニックに流されて一番大切なことを見失っては
歯科医院の明日はない!!