海外旅行で一番大切なもの!それはパスポート!!
岡山大学病院からは私も含めて
4名がエントリー!
4名全員合格したら皆で打ち上げしよう!
と硬い絆を結んで岡山に戻る。
発表は1ヶ月後!!
金曜日の深夜、ソウル到着後、20名中、10名の
スタッフが入国審査を終えて、無事に韓国に入国した時、
まだ入国審査の列に並んでいるある1名のスタッフが
「パスポートが無い!」と言う事実に私は直面した。
「パスポートが無い??」
私は既に入国審査を終えて、こちらサイドに来ている。
今、入国審査を終えた男性歯科医師に話を聞くと
「どうやら、帰りのチケットを無くしたみたいですよ!」と言う。
いや、それはおかしい!帰りのEーチケットはこの私が
20名分持っている!
彼女はチケットは最初から持っていない!
情報が混乱している。
後10名のスタッフは各々列に並んでいるので
連絡も取れず、正確な情報は全く掴めない!
,,,,….
その渦中のスタッフの姿が列の中に見えた。
こちらから大声を出すわけにはいかないが
ジェスチャーでパスポートはある?と聞くと
両腕で✖の文字を出す!
しかし、手にはしっかりとパスポートのコピーが握られていた。
「おい!おい!!コピーじゃ入国できないぞ!」
そう思った私は機内にすぐに戻ってパスポートを探して!!と
カウンターのこちら側から指示を出した。
パスポートを紛失したスタッフAと横にいたスタッフBが
急いで機内に戻っていった。
その場で私と妻は意見を出し合った。
「パスポートを、岡山空港で落とすことは考えにくい!
落とすなら機内か?機内からここまでの道しかない!!
一番の可能性は機内!すぐに戻って探すのがベスト!!」
私と妻の意見が一致して、スタッフAとスタッフBからの
連絡を待った。
….
少ししてスタッフBから携帯に電話があった。
「私たちが載ってきた飛行機は既に駐機場から
移動していて探せませんと言っています!!」
いや、これは、まずい状況になった。
スタッフBをしばらく空港内に待機させるも状況は全く改善しない。
私と妻とスタッフAとスタッフBを除く16名のスタッフに
空港から一旦外に出てもらって、そこで待っているはずの
ツアー添乗員の人に事情を説明して指示を仰ぐように伝える。
そして、スタッフBには入国審査カウンターから
速やかに入国するようにするように指示を出した。
責任者として被害は最小限に抑えないといけない!
スタッフBを加えた17名はここは
私たちを置き去りにしてホテルに急いで
ホテルにチェックインすることが一番だ!!
そして私は入国審査のカウンターの係の方に聞いたとおり
スタッフAをカウンターの横のイミグレーションの部屋に
移動するように伝えた。
私と妻は横長椅子を見つけて今晩は最悪ここで寝るか?と
話をしていた。
スタッフAと電話で話をしてもどうも長時間になりそうなので、
残りのスタッフ17名に電話して私たちは放っておいて
ホテルに移動するように指示を出した。
「院長!私たちはAさんを待ちます!!スタッフ全員で
話し合ってそう決めました!!」
うれしいことを言ってくれる!!
いきなり大きなトラブルが起きたとは言え
なかの歯科のスタッフが1つになった瞬間だった!!
今回、私は言葉は悪いが、パスポートが出てくることは
早い段階からほぼあきらめていた。
今回は状況が悪すぎる!
空港は深夜なので職員の数自体が少ない!
その唯一の空港職員が一生懸命探す感じではない!!
岡山のリョービツアーズも深夜なので連絡は取れない!!!
私も他のスタッフも全員入国しているので誰も
スタッフAのフォローができない!!!!
そしてスタッフAはひどくテンパっている!!!!!
状況が悪すぎる!
状況が悪すぎる!
その時にスタッフAから私に電話がかかってきた!
「院長!!パスポート見つかりました!!!!」(涙、涙)