ドイツは遠い！
チェックインカウンターではプレミアムエコノミーのお席を
＋３００００円でと言う大きなポスターがあり、
片道３万円で１２時間のフライトが少しでも楽になるならと
申し込んだ時点で既に全て満席だった。
私の座席はエコノミーの３席掛けの真ん中！
若い男性と中年女性の間。
トイレに行くだけで苦労しそうな席だった。
さすがに１２時間近いロングのフライトは長く
少しでもここで睡眠時間を稼ごうと
アイマスク、耳栓、保湿立体マスク、ノイズキャンセルヘッドホンを
全て装着した私の顔は、ほとんど凄いことになっていて
両隣の方には怖い思いをさせたと思う。
それでも狭い機内ではそんなに長い時間睡眠することが
できないで、寝ては起きて時計の確認！寝ては起きを繰り返して、
何とかパリシャルルドゴール空港まで到着した。
ここで私はルフトハンザ空港に乗り換えて
フランクフルトを目指していた。
今回私は合計６回飛行機に乗る予定だった。
飛行機の乗り継ぎは同じ航空会社がベスト、それがだめなら
例えばスターアライアンスとか同じグループの航空会社のほうが
乗り継ぎの面では同じターミナルや近いウイングから利用できるので便利。
しかし、今回の私はマイルとお値段の関係と別の事情があり
行きの２回はＪＡＬでエアーフランス共同運航便
パリからフランフクルトの往復はルフトハンザ
パリからは大韓空港で韓国のインチョンまで
インチョンから大阪はピーチを予約発券していた。
このパリシャルルドゴール空港は巨大な空港で
ターミナル間の交通も便利ではなく、表示された指示通りに
歩き、そこで係員の方の言うとおり、シャトルバスを乗り継いで、
１時間もかけて何とか乗り継ぎ便のターミナル１に到着した。
そこで入国審査、手荷物検査等があり、再び長蛇の列に並び、
私がターミナル１の６１番カウンターに到着したのは、
ＪＡＬ便がパリに到着してから９０分も既に経過していた。
不慣れな旅行者には本当にやっかいな手ごわい空港である。
実はこのパリシャルルドゴール空港での乗り継ぎ時間は
最低の９０分しか確保していなく、ＪＡＬ便が定刻の１時間前に
到着したので良かったものの、定刻通りの到着なら乗り継ぎは
危なかったと思うとゾッとした。
乗り継ぎ時間が少ないことは理解していたので
私は今回の旅行の荷物は極力抑えていて
機内に持ち込めるサイズの荷物だけにしていた。
小さいとはいえ結構な重みのあるスーツケースを
何度も私は座席の上の手荷物カウンターに出し入れをしていた。
岡山空港でお土産の備前焼のビヤグラス２個
羽田空港で数冊の本がプラスされ、私のスーツケースは
どんどん重くなっていった。
何とかルフトハンザ便のカウンターに到着したときは
既に搭乗される方が列をなしていた。
重くなったスーツケースを手に持って機内に乗り込み、
私の座席の上の手荷物カウンターに荷物を載せようと思った瞬間、
私の背中の腰の部分の裏で嫌な音がした。
「グキッ！」
私はへなへなとその場に座り込んだ。
まずい、ひどくはないが「ぎっくり腰」の症状に
私は一度座り込み、再度周りの方に笑顔で微笑んで
重量挙げの選手のごとく、ゆっくりとスーツケースを
上に押し込んだ。
まずい！このぎっくり腰の症状を早期に抑えないと
ドイツでの歯科医院見学はもちろん帰りの
ロングの便でえらいことになる。
またフランクフルト空港で私の到着を待って下さっている
シロナの方に多大なる迷惑をかけることになる。
「グキ」
再び小さな音が私の腰からした。
岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」
院長中野 浩輔
- 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
- 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
- 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
- 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設
当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。
