スイスでインプラントの研修 その1
当院は患者様には
ご迷惑をお掛けしますが
8連休を頂き、
院長の私はスイスで
インプラントのコースを
受ける予定だった。
4月29日、朝1番で岡山空港へと急ぐ。
GWの連休とあって、岡山空港国際線カウンターも劇込み!
列に並ぶだけで30分以上かかり、何とかチェックインカウンターまで来た。
私のE-チケットを見て変な顔をされる。
予約が入っていないかと心配になったが、私の予約の入れ方が
変則的なので少し戸惑ったようだった。
私は飛行機のチケットもホテルの予約も全てネットで
自分で行う、それが一番安い方法だからだ。
1時間と少しのフライトでインチョンに到着!
ここで2時間弱のトランジットで私は大韓航空でパリに向かった。
私は日本の歯科医師で知らないものはいないと言う
インプラント治療で有名な白鳥先生のグループに入り
10名前後のグループでヨーロッパでインプラントのコースを受けている。
昨年はパリでカヤット先生のコ-スを受け
その足でスイスのルガノに行き
ピエゾサージェリーの国際大会に参加!
大会報告は歯界展望と言う歯科雑誌に投稿して無事掲載された。
今回は前半はスイスのビールでマグニン先生の
2日間のストローマンインプラントのプライベートコース
後半は私だけ単独の活動でスイスのルチェルンに移動して
カムログインプラントの世界大会に参加予定だった。
私は歯科医師として決して人に誇るほどの素晴らしい腕
ゴッドハンドはもっていないので、人が遊んでいるゴールデンウイークに
海外に出かけて最新の情報を得て、海外の歯科医師とともに
ワークショップに参加することは凄く刺激を受ける。
昨年のカヤットのコースも、ピエゾのワークショップも
凄く参考になり、私の臨床を変えた。
海外の学会に参加される先生はごく一部、その中で
実習付きのワークショップにまで参加される先生は
その中でもかなり限られた先生となる。
そこには大きな言葉の壁と、大きな移動距離と
多額なる費用が必要だからだ。
しかし、インチョン経由でのヨーロッパは遠い!
数回ウトウトして何回かの食事の後に
パリシャルルドゴール空港へ到着した。
ここでトランジットのためにパリで1泊!
翌日の午後、チューリッヒへと飛ぶ予定だ
空港でたまたま大学の同級生(女性歯科医師)
にあった私は無理を言って、このご夫婦のタクシ-に
ちゃっかりと便乗してホテルへ向かった。
ホテルは昨年のカヤットコ-スと同じ
エッフェル塔に近いホテルを予約していた。
大韓航空が大幅に遅れて、ホテルへと到着したのが午後9時過ぎ!
フェイスブックでパリにいることを知った歯科医師の友人に
パリでの食事を一緒にと私から誘っていたのだが
到着が遅くなったことと、長旅の疲れで申し訳ないは
電話でお断りをした。
翌朝、5時に目が覚めて、することが無いので本を読んだ。
私のスーツケースには歯科の本も含めて10冊以上の本が入っていた。
スーツケースの重量も無料で預けられる20キロを数キロオーバーしていた。
昨年のパリのカヤットコースでは全く
観光をする時間のなかった私は
とりあえずルーブル美術館とオルセー美術館で
本物の芸術に触れたいと考えていた。
そんな私だがパリ滞在の時間も限りがあり
待ち時間が嫌いなために、ルーブル美術館に朝1番に入ろうと考えていた。
しかし、最近の私の旅のスタイルはネットに繋ぐためのパソコンと
海外でも使用できるスマホは必須だが、ガイドブックは敢えて持参しない。
現地の情報は現地でリアルタイムでネットから得る!
それをモットーにしていた。
しかし事前準備の必要性と、ガイドブック、特に地球の歩き方の
素晴らしさに後から大きく気づくのだった。