池口恵観先生の懇親会
12月に入ってわずか数日と言うのに
忘年会が既に何回も開催されていて
私の体重は恐ろしい数値を示している。
土曜日も広島で深夜までの懇親会!
アルコールに弱い私の満腹中枢は
ビ-ル1杯ですぐに麻痺する。
これから続く忘年会を前にして
私は妻に宣言した。
「年末に向けてダイエットする!」
「12月31日までに、私は今から
2キロ体重を落とす!」
先週のある平日、私は岡山大学医学部のある教室が
主催された池口恵観先生の懇親会に出席させて頂いた。
池口恵観先生は、高野山真言宗傳燈大阿闍梨で
烏帽子山最福寺法主でもあられる。
私と池口先生との出会いは8年以上前に遡る。
私があることで凄く悩んでいた時に
いつもお世話になっている近所のある外科医の
先生に薦められて、池口先生のある大きな会に
参加させてもらった。
不思議なことにその会に参加した後、
私の悩みは解決した。
池口恵観先生は岡山大学医学部の特別講義を
受け持っておられるので、1年に1回は
岡山大学医学部に来られるのだ。
先週も学生の講義の後に、岡山市内のホテルで
懇親会が開催され、ありがたいことに歯科医師の
私までお招きにあずかっていた。
いつもながら参加者の顔ぶれを見て驚いた。
ゴッドハンドと世界から呼ばれる岡山大学医学部の
先生方を筆頭に、出版社の代表取締役の方や
ある大手の会員制組織を立ち上げた方など
普段では決してお目にかかれない顔ぶれが揃われていた。
池口先生に教えを請うのは、私たち医師や歯科医師だけでなく、
有名なスポーツ選手や大物政治家も多いと話では聞いていた。
懇親会では、鹿児島の最福寺で行われる
護摩供養の行(ぎょう)の話になった。
その行は凄いらしい!
数メートルまで立ち上る炎を目の前にする
行をその場にいた多くの方が体験されていた。
定期的に「行」に行かれている方も多いと聞いた。
熱さで目がくらみ、呼吸困難になり、組んだ両手から
皮膚が焦げる匂いが立ち上がり、焼け爛れた両手を
剥がす時に皮膚はベロっと剥けるのだと聞いた。
しかし、集中して真言を唱えていると
そんな熱さにも、苦しさにも耐えられるらしい!!
「私にも、行をさせて下さい!」
私は真剣な表情で池口先生の秘書の方に
お願いをした。
来年、私は鹿児島の最福寺を訪れて
利他の心を持って「行」を行いたい!!
夜の11時、用事のために先に失礼する私に
池口先生は大きな両手で握手をして下さった。
凄く暖かくて、本当に、本当に大きな手だった。