久しぶりに感動する本に出会った。

その本の名前は「プロフェッショナルセールスマン」
プルデンシャッル生命の甲州賢の遺した言葉

この本を数冊買って当院の勤務医に
ぜひプレゼントしたいと思う。

でも新しい勤務医のＭ先生は、口癖から
治した方がいいので彼だけは
佐藤富雄先生の本にしよう。

１４２９円の本から学ぶことは本当に多い！！

ある勉強会で私はある大先輩のＡ先生から
声を掛けられた。

「中野先生、セレック使ってみ
てどう？適合はどんな感じ？？」

驚いた！

Ａ先生がセレックの導入を
前向きに考えられていたからだ。

なぜ私が驚いたのか？

それはＡ先生の年齢が７６歳だったからだ。

Ａ先生は今から１５００万以上する投資をするのか？

私は心底驚いた。

そんな私の思いを察したのか？Ａ先生は
「今でもインプラントのオペやＧＢＲのオペを
私はやっているよ！」
「毎月のように東京へ勉強のために出かけている！」
と言われる。

私は２０年前に開業してからずっとＡ先生に
様々な場所でお世話になってきた。

「奥さんは元気か？」

何度も何度も笑顔で私に気配りをして頂いた。

「奥さんは元気か？仲良く頑張っているのか？」

私が２０年前に開業して、岡山市歯科医師会の
学術委員会に委員として配属され、初めての仕事が
Ａ先生の講演会のスライド係だった。

昔は歯医者の講演と言えば、今のようにパソコンを
使ったプレゼンでは無くて、スライドをカルーセルと
言う円形の入れ物に入れて、プロジェクターで投影する
タイプだった。

私はＡ先生の発表のスライドをカルーセルに
入れながら、思わず手が止まる瞬間があった。

驚いた！

スライドに私の父親の名前が書かれていたからだ。

その数は２０枚以上！！

実は、Ａ先生は私が歯科医院を開業するまで
私の父親の長年の歯の主治医でもあった。

私の父親の数年間の歯の経過が
Ａ先生のスライドには詳細に記録されていた。

Ａ先生は長い間、変わらない菩薩のような
笑顔で私にいつも声を掛けてくれた。

「奥さんは元気か？仲良く頑張っているのか？」

４８歳の私は果たして２６年後、７６歳になったとき
今と同じ高いモチべーションでインプラントのオペを
こなしているのだろうか？

今と同じ高いモチベーションで若い先生に混じって
歯科の勉強を続けているのだろうか？

最近の私はよく妻に愚痴っていた。
「俺、１０年遅れているような気がする！」

今の３０代後半の頑張っている先生と４８歳の私が
同じレベルの仕事をしている気がしていた。

セミナーや講演会に参加しても、参加者の私が
最高齢に近いことが多く、講師の先生も
私の年下になることが増えてきていた。

私はそれをどこか嫌がっていた。

そして、妻に１０年早く頑張っていたら？と
何度も何度も愚痴を言っていた。

私はＡ先生とお話をしていて
自分の甘さを心から恥じた。

「何歳になっても新しい知識を持ったり
新しいことが出来るようになることは
本当にうれしいものだよ。」

Ａ先生は私にこう言われた。

私は心を改めて、５Ｄ　ＪＡＰＡＮ（ファイブディージャパン）
と言われる講演会のアドバンスコースに日曜日の深夜
ネットから申し込みをした。

１０回のコースの受講料が１５０万円！！
これに東京までの交通費と宿泊費がかかる。

決して安くない受講料だが
私も何歳になっても新しい知識を持ったり
新しいことが出来るようになることに
心から喜びを感じたい！！

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。