挨拶ベタは治るのか?
ある忙しい医師の先生に
「先生は日ごろ、何か運動はされていますか?」
と聞いた。
「いやー!忙しくて何もしていないんですよ!」
そんな答えを私は心のどこかで期待していた。
「私も同じです!忙しくて時間が取れませんよね!」
そう返事までするつもりだった。
しかし、しかし、その先生はこう言われた。
「週に3回は、ジムで体を動かしています!」
「エアロビクスもしています!!」
参った!忙しい人ほど時間をやり繰りして
運動をする時間を作っている。
私も時間を作って、この体を何とか鍛えしたいと強く思う。
同窓会の仕事!
私はご縁が合って、岡山大学歯学部同窓会の仕事を
長くさせてもらっている。
かなり長い期間、私は学術担当の副会長を
させてもらっていた。
8年前から、これも大きなご縁が合って
私は同窓会の会長をすることになった。
私が優秀なのでは決して無くて、誰も会長を
やりたがる者がいないだけだった。
友人、知人、先輩等に相談した結果
私が会長の仕事を引き受けることになった。
しかし、そんな私には致命的な欠点があった。
それは挨拶が下手なことである。
「面白みが無い!」
「ウイットに欠ける!」
「無理にギャグを入れるから滑る。」
「間が取れない!」
「早口過ぎる。」
「余裕が無い!!!」
私の挨拶を聞いた友人、先輩から
「本当にお前は挨拶が下手だよな!」
と何度も何度も、からかわれた。
最初の数年間は、回りの先生方にご挨拶をするだけで
凄く緊張した私はヘトヘトになっていた。
教授会の席に呼ばれた時は、心臓がバクバクして
本当に口から飛び出しそうになった。
全国の同窓会の会議で発言する時も
失敗を恐れて緊張しやすい私は自ら発言する機会は
決して多くなかった。
代表としてこれではダメだと
何度も何度も自己嫌悪に陥った。
私はそんな愚痴をよく妻にこぼした。
「でも、同窓会って凄い先方に会えるから楽しいんでしょ!」
妻はいつも私にそう言ってくれた。
8年目に入ると、笑顔で軽い挨拶が出来る
友人、知人の先生方も増えていった。
そこで、他大学の挨拶がうまい同窓会長の先生に
うまく挨拶できるコツを聞いてみた。
私は彼らが昔から話がうまく、
クラスの人気者だと思い込んでいた。
が真実は違っていた。
「練習あるのみ!」
「原稿を作って何度も練習をする。」
「事前の原稿の準備を完璧にする。」
「自分の挨拶をボイスレコーダーに
吹き込んで、何度も聞いて修正する。」
私が分析すると、私の挨拶ベタは、練習不足と
事前準備不足から来るものだった。
私は挨拶の練習をするために
「綾小路きみまろ」のCD集を買おうと思っている。
えっ!何かズレテいる??