拡大鏡を利用した支台歯形成セミナー
有難いことでもあり、重大な責任を
ひしひしと感じる。
震災の後の日本、それも東北地方で
私は東北の歯科医師の先生に
いったい何を伝えればいいのか?
真剣に悩む!!!
今朝は早朝から起きだして、神戸に向かう。
高速道路1000円が今日でラストなので
車で神戸まで行くか?新幹線で行くか?
真剣に悩むのだが、睡眠不足の今
1人の運転で、もしものことを考えて
無難に新幹線を選択!
今度はどの駐車場に車を止めるのが
一番安くつくか真剣に悩む!!!
神戸のモクダ商会は歯科材料輸入の老舗であって
当院でもモクダさんの商品を多く使用していて
とても助かっているのだが、今回私は
初めて神戸のモクダ商会のセミナールームに向かった。
今日のセミナーは拡大鏡を利用しての
支台歯形成セミナー!講師はSJCDの茂野先生。
朝の9時~夕方の5時まで続くセミナーで
私は延々と模型の歯を削り続けた。
先週の顎咬合学会、来週のYSCセミナーと
私は3週間続けて、支台歯形成を延々と続ける。
私たち、歯科医師は毎日のように患者さまの歯を
削る治療を行っているが、果たしてどれだけの
歯科医師の先生が、1年で数回模型の歯を削って
トレーニングを積んでいるのだろうか?
「毎日患者さんの歯を実際に削っているから
今さら模型を削っても意味が無い?」
そんなことは無い!
1本の模型の歯を拡大鏡で拡大して
1時間の時間を掛けて削ることで見えてくる
景色があり、会得するテクニックがある。
私が聞いている世の中の支台歯形成がうまいと
言われる先生は、間違いなく模型の歯を
削り続けている。
私たち、歯科医師は、豚の顎を使ったり
ニッシンの模型を使って、トレーニングを
積むべきなのだ。
それも毎年繰り返すべきなのだ。
院内の勉強会で行うつもりでニッシンの模型の
値段を聞いて驚いた。
1つが3万円近くする!!
3つ買うか?4つ買うかで大いに悩む!!!
今回の目玉は、モクダ商会さんが取り扱う
ドイツ製のライト付きの拡大鏡、
いわゆるルーペを使って拡大した状況での
支台歯を形成する実習だ。
私も拡大鏡は使用しているサージテルと
呼ばれる拡大鏡はこの分野ではトップメーカー!
1つのルーペが20万円近い値段がする。
今回、私は岡山から後2つのルーペを
持参して、モクダさんのルーペと
細かく比較しながら実習を進めて行った。
結論から言うと、今回のモクダさんの
ル-ペは重いのが欠点であるのだが
明るさと言い、焦点距離と言い、視野の広さと言い
サージテルより優れていると感じた。
この拡大鏡を使えば、もっと臨床の幅は
広がり、患者様に恩恵を与えることが
できるのでは?
セミナーに参加して、高価なものをすぐに
買う決断するのは私の良くない癖ではあるが
私は患者様のために、このモクダさんの
拡大鏡が凄く欲しくなってしまった。
帰りの新幹線で、カタログを読む!
2.5倍の倍率で、このライトを付けた
モデルの価格は?
えっ!約50万円!!
いや、あの、その、、、、
ルーペが50万円!!