日本顎咬合学会
目が覚めると、既に朝の7時で
驚いて飛び起きた。
日曜日の7時10分のJAL便に
乗るはずが、どう考えても間に合わない。
焦る私に家族の冷たい視線!
その日は土曜日、1日前だった。
私の脳はかなり萎縮しているのかもしれない??
今朝の7時10分発のJALに乗るために
今度こそきちんと目を覚ますと5時過ぎだった!
今度は、早過ぎる。。。
私は知り合いの先生の顔を見ると
声をかけてしまう悪い癖がある。
岡山空港で大学時代からお世話になっている
K先生の姿を見かけて声をかけた。
「K先生、おはようございます。」
そんなご縁で、羽田空港から有楽町までご一緒させて頂く。
K先生は今や講師として、日本中を飛び回っているらしく
年間の講演回数は10回以上になると聞いた。
そんな忙しいK先生は5月に3日間、東北の被災地を
訪問して、歯科医療のボランティア活動に従事したと聞いた。
今度も仙台で講演があるときに、1日前に現地に入り
避難所を訪問すると聞いた。
私も東北に行き、現地を見て、避難所を訪問したい。
どうせ行くのなら、私自身が東北にセミナー講師で
呼ばれると、いつもの1アクション3ゴ-ル一石三鳥となる。
「誰か東北の先生、私を呼んでくれないか?」
そんなことを感じながら有楽町の駅に付いた。
東京国際フォーラムで開催されている
日本顎咬合学会に参加するために私は東京に来た。
午前中は大村先生の審美補綴のための支台歯形成の
有料ハンズオンコース、昼は山崎先生のLAVAのランチョンセミナー
午後は草間先生のセレックACの有料ハンズオンに参加した。
私は6月に審美補綴のための支台歯形成セミナーに
日と講師を変えて、3週連続で集中して参加する。
これは私自身がもっと審美補綴のレベルを挙げたいと
思うと共に、当院の勤務医の先生と当院で同じ実習を
したいと思っているからだ。
先日受けた豚の顎を使った歯周外科の実習も
当院で行えるように段取り中である。
このニッシンの模型も5個注文しよう。
当院の勤務医の先生に同じ内容を教えようと思うだけで
勉強する深さが増し効率が良くなることは不思議なことだ。
しかし、大村先生の歯肉縁下の形成とプロビと
ティッシュサポートのレベルは凄かった。
少し伸びて午前中のハンズオン終了!少し遅れてランチョンセミナーの
会場に急ぎ、何とか無料のお弁当をGET!
これからのCADCAMの流れをSJCDのボス山崎先生から伺う!
急いで、会場を変更して、午後のハンズオンのコース会場へと急ぐ。
。。。。。。
全てのプログラムが終了して、会場から出ようとする私に
ある先生が声を掛けられた。
「中野先生!本決まりではないのですが、私たちの
勉強会に講師として来てもらえませんか?」
「はい、ちなみに会場はどこですか?」
次の言葉を聞いて、私は背筋がビクッとした。
「宮城県の仙台です!!」
願えば叶うのか?それとも
人間の運命は決められているのか?
私は果たして、本当に東北に行けるのか?