パリ、スイスから戻り、時差ボケが
なかなか取れない！

帰りの便は、我ながら凄いスケジュールだった！

お昼過ぎにスイスのルガノ空港出発

スイスではこの発音では通用しないチューリッヒに飛ぶ。

乗り換えて、パリシャルルドゴール空港を目指す。


シャルルドゴール空港では４時間待ち！


空港のカフェで食べたサンドイッチとサラダと小さな
ワイン１本で５０００円近い金額を支払い物価の高さを
まじまじと実感する。

パリ発のインチョン行きのＹの最後列付近は
韓国人のおっちゃん連中で混雑していたが
私の横のおっちゃんの余りも傍若無人の行動に
私は恐れをなして、注意することもなく
１１時間のフライト中、ほとんど眠ることが
出来なかった。

横のおっちゃんは前のテーブルに左足を置いて
右足を私の陣地に深く押しこみ
大いびきで１１時間ほとんど眠ったままだった！！

インチョン空港でまた４時間の待ち時間！

わざわざ韓国に入国して、空港地下のサウナで汗を流す！！

辛いチゲなべを食べて、何とか元気を出して岡山まで
戻ってきた。

私がスイスのルガノの空港に行ってから
既に２６時間以上が経過していた。

３日目の最終日、いよいよ日本人で唯一のスピーカーなっていた
静岡で開業されている白鳥清人先生の発表となった。

はじめの挨拶で今回の東北大震災の話題に触れた瞬間に
会場からは大きな拍手が沸き起こった。

白鳥先生のピエゾを使う臨床にどのような長所があるかに
触れる内容であったが、主に前歯部の審美ゾーンのピエゾを
使った骨移植の症例を多く出された。

１５年前は、チタン入りのＧＴＲメンブレンを使っていた白鳥先生は
１０年前にチタンメッシュプレートに変わり
６年前からピエゾを使ったブロック骨移植で
素晴らしい結果を出されている。

最も会場から注目を浴びていたことは、ブロック骨を取る場所を
レイマスなどの前歯と別の場所から取るのではなくて
前鼻きょくのインプラントを埋入する上方の部分から
取るテクニックだった。

このテクニックを用いれば、術部は１箇所になり
患者さんの負担はかなり軽減される。

２０分間の白鳥先生の英語での発表は無事終わり
会場からは最後にも大きな拍手が起きたことをここに
報告をいたします。

ピエゾと言うと、サイナスリフトのウォールの形成や
ブロック骨移植に使うケースがほとんどだと私は
思っていたのだが、今回のシンポジウムに参加して
今のピエゾの一番の話題が、ドリルからピエゾへと
インプラントの形成方法が変わっていることだった。

白鳥先生も固い骨は別にして、ピエゾを使うインプラントサイトの形成は
ブレが無く、形成された部分もきれいなので
インテグレーションが起き易いことを言われていた。

数年後には、インプラントの形成は、今のドリルから、ピエゾへと
大きく変化する予感を感じさせた。

次回のインターナショナルシンポジウムは２年後の５月
イタリアのフィレンチェで開催される。

ピエゾの可能性を感じたい先生はぜひフィレンチェを
目指されてはいかがだろうか？

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。