院長、パリへ飛ぶ!
久しぶりに診療をする。
当院は患者数が多い医院なので
バタバタしていることが多いのだが
この場所で、このスタッフ達と共に仕事ができることを
本当にありがたく思い、心から感謝する。
この世の中で一番素晴らしいことは
一生を捧げる仕事があることだと私は
信じている!!
このゴールデンウィーク[学ぶ週間]にしようと
前半3日間はパリで、インプラテックスさん主催の
カヤック先生のインプラントコ-スに参加!
後半は、スイスのルガノに移動して
ピエゾアカデミーの国際学会に参加することにした。
パリのカヤット先生のコースは、基本的に現地集合!
私は岡山空港発、韓国のインチョン空港経由大韓航空で
パリに飛ぶことにした。
そのチケットが一番安かったからだ。
2時間の乗り継ぎの時間、インチョン空港で
スンデゥブチゲ(豆腐の辛いチゲ鍋)を堪能して、
インチョン発パリ行きの大韓航空に乗り込んだ。
今回、敢えて、パリまでのロングの12時間!
機内で少しでもゆったりと過ごすために
私は座席のリクエストにこだわった。
普段なら1分でも早めに機外へと出るために
前方の座席をリクエストする私だが
左右の座席が空席だった機内の一番の座席を
押さえることにした。
インチョンからパリ行き大韓航空○○便に
私は早めに並んで搭乗した。
予想通りエコノミークラス一番後方に位置する
私の座席の周りはスカスカだった。
前方はほぼ満席に近い搭乗率なのに
私の周りだけはスカスカだった。
これはエコノミー横4座席フルフラットシートの
私の夢が遂に実現するか?とうれしく思っていた。
そう思っていた瞬間、あと少しドアが閉められると言う
タイミングで、アフリカ系の方々が団体で機内に入ってきた。
彼ら彼女らは、私の周囲の空いている座席にドンドンと座り、
あっと言う間に私の周りも満席となった。
ある体臭がきつい方が、私の横に座られた。
匂いを感じる嗅覚は、一番早く麻痺すると言うのだが
パリまでの12時間、外国人の体臭に慣れていない私は
かなり辛い12時間を過ごすのであった。
20分遅れてパリに到着!
一番後方の座席も関係してイミグレーションは激込み!
入国審査に30分以上の時間をかけて
私は予定より、1時間以上押しながら急いでタクシーで
ホテルへと向かった。
空港で急いでいたので、両替の長い列に並ぶことは
あきらめて、インチョン空港で両替した75ユーロだけが
私のお財布に入っていた。
さすがにヨーロッパの物価は高い!
タクシー代だけで70ユーロ(約8500円)を
支払った私のお財布は一気に軽くなった。
これが後ほど悲劇を呼ぶとは、
その時の私には予測出来ないでいた。