またもや!アクシデント発生!!
私は携帯を取り出して
友人に電話をした。
すると、第1陣はやはり既に
出発していたのだが
その友人は、15分以上
大幅に遅れていると言うではないか?
ほっとして、友人の到着を待って、先回りして
第1陣に合流することになった。
海の向こうから、朝日が昇る景色を
眺めながらの海沿いのロードサイクリングは
何とも言えない感動を感じた。
「地球に生まれてきて、本当に良かった!」
そんな気持ちが、心の奥底から出てきて
自転車も楽しいじゃん!何て思っていた。
しかし、楽しいのはそこまでだった。
桃太郎荘で、第1陣2名に合流した私たちは
いきなり、貝がら山の坂道を自転車で登り始める。
さすがに、数週間前の金山よりは
坂道の勾配が楽なせいか?以前みたいに
すぐに自転車から降りることはなかったのだが
やはり、きついものは、きつい!
私だけが、どんどんと後の3名から離れてゆく!
坂道の途中で、何度も何度も他の3名は
私のために待ってくれていた。
それが悪いと思いながらも
地面に足を付けないで、登るだけで精一杯!!
貝がら山を何とかクリアした私たちは
下り坂を一気降りて、すぐに金甲山へと向かった。
また、登るのか??
それでも、私は気力と体力を振り絞って
地面に一度も足を付けることなく
止まることなく、金甲山を制覇した。
「ここを降りると、コンビニがあるので
そこで休憩しよう!」
「下り道はスピードが凄く出るので
転倒に気を付けて慎重に走ろう!」
私は、注意事項を慎重に聞いて
どこのル-トを取るかも慎重に決めた。
ここの下り坂は、本当に急で
時速50キロ以上出すと本当に怖い!
そんな時、あの嫌な感じが蘇ってきた。
前輪がおかしい!
パンクだ!
パンクに間違いない!!
私は慎重にブレーキを掛けて
ゆっくりと自転車を完全に停めて
前輪を触った。
空気が全くない!!
やはりパンクだった!
金甲山の頂上付近は、タクシーさえも走っていない!
どうやって、自転車を下まで運ぼうか???
急に目の前が真っ暗になった。
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