土曜日の夜、当院に
勤務するドクター
との飲み会

最初は４名で始まった一次会
二次会では、なぜか６名に増えた。

ご縁があって合流した３次会？では
１０名以上の歯科医師の先生方と
楽しく飲む！

そして日曜日の二日酔い！！
今日は一次会で帰ろうと思った私は
何だったのか？？

６月４日虫歯予防デー

私と当院の精鋭歯科衛生士４名は
通常よりも早い時間に登院して
校医をしている幼稚園へと向かった。

私は自ら希望して、私の母校である
幼稚園の校医をさせてもらっている。

そして、１年に１度は、この幼稚園で
「歯のイベント」を行っている。

園児には衛生士が歯のことに関する紙芝居や
虫歯の指導をクイズを交えて行っている。

同じ時間に私は、体育館で保護者の方に
虫歯予防と、噛むことの大切さの話を行っている。

いつもはバタバタして、当日の朝に
配る資料のコピーをしてスタッフに顰蹙を
買っていた私だが、今回は園児の人数も
例年より多いこともあり、数日前には
話をする内容も決めて、資料の印刷まで
全て終わらせていた。

私が校医を始めて、この幼稚園との関係も
早１０年以上になるのだが、
最初は、園児の虫歯も凄く多く
予防に関しても、なかなか保護者の方の
理解が得られないで苦労をした。

最初は虫歯ゼロの子供は４０％しかいなかった。

幼稚園の園児と言えば４歳から５歳
その年齢で６割の子供たちが虫歯を経験していた。

少しでも虫歯を減らそうと思った私は、
フッ素入りの歯磨き粉を、医院から寄付するので、
この幼稚園で使いたいと申し出た。

しかし、フッ素は薬なので使いたくないと言う
保護者の方の意見があり、フッ素入りの歯磨き粉を
使うまで数年の歳月を要した。

今年も当院から園児１人に対して１本ずつの
フッ素入りの歯磨き粉をプレゼントした。

今年の園児の歯の状態は過去最高だった。

全体で８０％以上の子供が虫歯ゼロ！！

ピカピカの歯をしていた。

幼稚園に到着して、園長先生と事前の
打ち合わせをしていた。

その時、私はスタッフに
「最初のつかみが肝心！」だと強調した。

私の保護者の方への話しの、最初の「つかみ」も
私はきちんと考えていた。

ここで「笑い」を取ろうと、ほくそ笑んでいた。

「今日、６月４日は何の日か、皆さんご存知ですか？」

「虫歯予防デー？」小さな声が会場から聞こえてきた。

「はい、虫歯予防デーです。
子供手当の支給日ではありませんよ！」

幼稚園の保護者の方が、今一番興味のあることは
子供手当に違いない！

その子供手当をネタに
「つかんで」笑いを取ってやろう！！

そんな魂胆だった。

会場が大爆笑のはずだった！！

しかし、しかし、滑った。

誰も笑ってくれない！！ 
 

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。