他人から見た自分
大阪の本多先生が
主催されている
咬合補綴治療計画セミナー
の4か月の日程が
全て終わった。
繰り返し、繰り返し、私たちが
本多先生から教えて頂いたことは
最初の診断の重要さ!
ゴールのイメージを持つこと!!
少しでも患者さまに喜んで頂ける
長持ちする歯科治療のために
頑張りたい!!
土曜日のセミナー終了後、
多くの先生が、遅くまで居残りをして
ケース相談会に参加する中、
またしても、私は、一番に
セミナールームを抜け出して、
ある場所へと向かった。
折角、大阪で宿泊するのだから
夜の時間も有効に使いたい。
私は大阪で、有名な歯科医師の
A先生と、食事をする約束をしていた。
その先生とは過去数回、北新地で
飲んだことがあった。
北新地の顔のような先生なので
私は新地に使い全日空ホテルを
予約していた。
しかし、うれしい誤算で、私はその先生の
ご自宅に、お邪魔することになった。
自宅での食事なんて、最大の「おもてなし」だと思う。
その気持ちが、凄くうれしかった。
大阪の夜景が素晴らしいステキな
豪華なマンションだった。
奥様が作られるお料理は素晴らしく
シャンパンとワインもどんどんと
抜かれて行った。
ご自宅だったので、余り長居も
よくないと、10時過ぎには
ご自宅から失礼して、ミナミのバーで
飲み直すことになった。
アルコールに弱い私は
このバーでは呂律が回らない状態
にまで酔っていた。
深夜に、全日空ホテルにチェックインして
鞄から荷物を取り出した。
コンタクトを外して、いつものお泊まりセットの
中からメガネを取りだした。
私は強度の近眼なので、メガネが
無いと何も見えない。
そのメガネもレンズが分厚いので
人前では私はメガネを決してかけない。
無い?
無い??
替えのコンタクトレンズがないのだ。
忘れてしまったようだ。
翌日のセミナー、最終日、私は
高校以来、初めて1日中メガネを
かけて人前に出てセミナーに参加した。
数名の知り合いの方から
「中野先生は、目が悪かったんですね!」
と声を掛けられたが、ほとんどの人は
私がメガネをかけようが、全くの
無反応だった。
「自分が思うより、
他人の人は自分に関心が無いことを
実感した」
その瞬間だった。