札幌インプラントセミナー ラスト
「患者さまが幸せになる
インプラント治療!」
それを心に、20年近く
一生懸命、求めてきてはいるのだが
残念ながら当院のインプラントの
成功率は100%では無い!
でも、毎日精進を続けることが
かならずいつかは実を結ぶ!!
札幌のインプラントセミナーは、本当に素晴らしかった。
あれほど感動したセミナーは無い!
ある秋田の参加者の歯科医師の先生に
「私が5年前、どん底の時に中野先生が
書かれた春夏秋冬の本を見て本当に
救われました!」と言ってもらえた。
確かに、私は5年前に若い歯科医師の先生対象に
2冊の本を出版した。
本の印税から計算すると、私の著書が
いかに売れていないか想像がつくのだが
その全く売れていない本を読んで
救われましたと言われることが、心からうれしい。
私のような、いい加減な人間が
凄く頑張っている若手の歯科医師の先生に
影響を与えたなんて、驚き以外の何ものでない。
私が今回の札幌でのセミナーに参加した
実感は、私が10年遅れていると言う思いだ。
1月から参加しているSJCDの本多先生の
セミナーでは、私は参加者の中で3番目に年長だった。
札幌のセミナーでも、私より年長者は1名しか
いなかった。
今、研修を頑張っている歯科医師の先生は、ほぼ30代後半から
40代前半の先生だ。
私は既に40代後半に入る。
もっと若い時から勉強するべきだった!
後悔先に立たず!!
しかしね、今回の札幌のセミナーのラストに
数名の先生が涙を流し、講師の館山先生が
大粒の涙を流しながら、最後の挨拶をされた。
感動的な瞬間だった。
普通は、ありえない!!
その場で、涙を流せない自分が
俗世間に汚染されていると思った。
北海道は気温は寒かったが、中身は暖かった。
セミナー最終日は、2月14日、バレンタインデーだった。
参加者の先生には、ファクトリーのスタッフから
サプライズのチョコレートのプレゼントがあった。
私は今回は単なる聴講生なので
チョコのプレゼントは無いよね!と
あきらめていた。
私の前を一旦通り過ぎていった
秘書のMさんが、私の肩を、とんとたたいた。
「中野先生!」
その手には、小さなチョコが置かれていた。
「そんなん、やめてー!!!」
「惚れてまうやろー!!」
極寒の札幌で、心から叫んだ。